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集団の狂気 [意見・反省・研究]

  
平成24年8月12日(日)月歴6月25日 2011年Blog
  
バレーボール女子の3位決定戦で韓国にストレート勝ちして
28年ぶりとなる銅メダルを獲得しましたね。やったー!!

日本は事前のデータを駆使した作戦勝ちという勝因があると
思うのですが、韓国女子には兵役免除などの特典ないのが
敗因かと勘ぐってしまいました。

それほど男子サッカーの韓国選手はエキサイトしていましたが
その反面へらへらしている日本選手を危惧していたのですが
泣いて悔しがる大津選手の姿を見て、少しは安心したのです。

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そして今朝はボクシングの男子ミドル級の決勝を生で見ました!
村田選手、金メダルおめでとう!第3ラウンドはハラハラでした!

アマチュアボクシングは久しぶりに見ましたが、割りといいです。
ボクシングは見ると興奮するのですが、やはり相手を傷つけます。

そういうスポーツはいいのか?と思うのですが、人間には狂気が
あるのだと思います。それをスポーツで昇華させてると思うのです。

特にアマチュアボクシングはヘッドギアーもありますし、ポイント制で
分かりやすく、スポーツとして許せる範囲かと思いました。
フェンシングのように打点にランプが点けばなおさらいいと思います。

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さて明日でロンドン・オリンピックも終わりです。昨日も韓国の事を
書きましたが、僕はやはり中国、韓国そして日本の3国の活躍が
素晴らしかったと思いました。

特に一昨日の日韓サッカーや、昨日の女子バレーでの日韓戦は
良きライバルが、より自分自身を高みに導くのだと確信しました。

竹島問題など韓国や、中国にも隣国との難しい問題がありますが
ここは良きライバルがあってこその自国だと思うのです。

主張するものは主張して、戦うべきものは戦うのですが(おい(笑))
相手を認めて、切磋琢磨してこそ自国の繁栄があると思うのです。

それがこのオリンピックで学ぶべき事だと思ったのです。

中国や韓国に観光で行き個々の人々の人情にふれて、自分自身の
隣国の考え方が変化するのを感じると思うのですが、いざこのように
オリンピックとなるとエキサイトし、隣国非難の言動が目立つのです。
(いまネットはそのようになっているようです。)

しかしこれは集団の狂気だと思うのです。

今まで冷静だと思われていた日本人でさえ、興奮して応援します。
僕もその一人です。一人では出来なくても集団になると凶暴になる。

オリンピック観戦を通じて、自分自身やまた多くの中国や韓国の
熱狂的な応援を見ながら、その「集団の狂気」を感じたのです。

僕は今年初めて終戦記念日の靖国神社に行ってこようと思います。
なぜ戦争が起こったのか。何か感じられたらいいなと思っています。

ところで上の写真ですが、昨日車で走っているとセブンイレブンが
交差点に面したローソンの目の前にオープンしようとしていました。

正にボクシングの打ち合いのようなセブンイレブンの出店計画です。
これではローソンは売り上げが半減するのは目に見えています。

どちらかが撤退するのでしょうか?商売は生きるか死ぬかですね。
そう思うとオリンピックは平和です。明日の閉会式を楽しみにします。


がんばれニッポン! [意見・反省・研究]

  
平成24年7月28日(土)月歴6月10日 2011年Blog
  
いま開会式が行われています。いよいよロンドンオリンピックの開幕です。
日本は男女サッカーの勝利で、数日前より明らかに盛り上がっています。

オリンピックは個人の戦いですが、それでも国家を背負う戦いになります。
戦争により人が殺し合う事なく、民族が戦う意味は大きいと思います。

だが日本人はどうしても戦う事を嫌います。第二次世界大戦の後遺症です。
日本は昔から勇敢な民族だったはずなのに、大事なものを無くしたのです。

勇敢と野蛮は違います。自分の家族、町を国を守る。そういう強い意志です。
ところが、戦争に負けて日本人はふぬけになってしまったのです。日記1985

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さて、これは最近FaceBookで見かけた「ソニーの開発18か条」です。
僕はこれを見たときに、今のものかと思いましたが過去のものでした。

ウォークマン開発に携わった大曽根さんという方のチームのものでした。
フリーランスとか大手とか言ってないで『ソニーの開発18か条』を
今こそ振り返ってみよう!(ガジェット通信)


しかし、これを見て僕はうなりました。こんな18か条では多すぎる!

言葉は武器です。言葉によって多くの人を引きつけ、集約します。

もっと簡潔に少ない言葉こそが同じ集団の共通認識になり、ばらばらの
ベクトルを一つにまとめる事が出来ると思うのです。

それを何十年の前の言葉が、今ごろ出てきて、なおさらこの言葉に
多くの人が賛美を与えている事に僕はどうしても、納得しないのです。

LONDON 2012.jpgところで、これはロンドンオリンピックの
公式結果iPhone、iPadアプリです。

London 2012
オリンピックおよびパラリンピックの公式結果アプリ


これは番組を録画するのに、iPadに入れたのですが
なんとサムソン電子がスポンサーなのです。

このアプリを開くと必ずサムソンのCMが出てくるのです。まったく!

そう、サムソン電子といえば
韓国サムスン電子の第2四半期、スマホ好調で過去最高益
このニュースが先日流れました。まったく!!です。

僕は前述の「ソニーの開発18か条」を見るにつけても、それを賛美する
多くの人にも情けないというか、日本のふぬけさを嘆いてしまうのです。

いまの日本は負けている。その事を認識して歯ぎしりする時なのです!
そしていつか必ず勝つ!そう思って日本人全員が日々戦う時なのです!

オリンピック開幕式を見ながら、熱くなりました。
がんばれニッポン!!!


金冠日食 〜 失敗から学ぶ 〜 [意見・反省・研究]

  
平成24年5月22日(火)月歴4月2日 2011年Blog
  
東京スカイツリーは今日誕生日です。自分の誕生日と同じになるなんて。
正直うれしいですね。これから毎年誕生日を祝ってもらう気分です。(笑)

それにしても、この年になっても学ぶことばかりです。昨日の日食撮影は
失敗です。最初は絞りを22で写してたのですが、途中で5.6にしました。

レンズを開放にしたほうが、より太陽だけにピントが合うと思ったのです。
撮影した画像をみたら、22に絞った画像の方がピントが合ってます。

でも、これで勉強になりました。今後太陽を写すことはなくても遠い小さな
写真を写すときの参考になります。すべて勉強なんだと思います。(笑)

そこで写真を4枚だけアップします。最後の写真は一番気に入った写真を
画像修正したものです。その写真だけPicasaにもアップしました。
Blogger Pictures(Picasa)

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星野リゾートの本質 [意見・反省・研究]

  
平成24年4月18日(水)月歴3月28日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 弥生(やよい)・3月28日
節気:清明(春の暖かな陽ざしに天地万物が清らかな明るさに満るさま)
第十五候:虹始見(みじはじめてあらわる=空気も潤い虹が現れるころ)

久しぶりにゴールデンウィークの熱海に行こうかと計画を練って地図を
見ながら散策コースを考えていたら、不思議な事に突き当たった。

先ずは伊豆山神社にお参りしたいと思い伊豆山へ行くコースを考えた。
すると、アッコさんが以前行ったという蓬莱旅館があるではないか。

蓬莱旅館はアッコさんが行った中でも、一番高いクラスの宿だそうだ。
そして地図を見るとヴィラ・デル・ソルが目の前にある。これは知っていた。

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オーベルジュ(宿泊できるレストラン)として営業してるヴィラ・デル・ソルは
かつて紀州徳川頼倫(よりみち)侯爵が「南葵文庫」(私設図書館)として
明治32年に港区に建てたもの。それが大磯をへて熱海に移築されたのだ。

この建物を見てみたいと以前から思っていたのだが、問題はここからだ。
「伊豆山 蓬莱」で検索すると変なのだ。「界」というページになってしまう。
界 熱海
これはどうした事だ?
検索結果をよく読むと「星野リゾート 蓬莱は改装のためクローズいたします。
星野リゾート界熱海として7月1日リニューアルオープンを予定しております。」

星野リゾート?!聞いたことがある。そこでwikipediaで調べるとえらい事だ!
聞いたことのある「星のや」軽井沢、京都ばかりでない、北海道のあのトマムも
いつのまにか、アルファリゾート・トマムから「星野リゾート トマム」になってる!

まだある。 「アルツ磐梯スキー」 「裏磐梯猫魔ホテル」「裏磐梯猫魔スキー」
これらスキー場として行ったことあったところが、星野リゾートの傘下なのだ!

2012年だけ見ても、「星のや 竹富島」、伊東温泉「界 伊東」(旧いづみ荘)
「リゾナーレ小浜島」(沖縄県)(旧リゾート小浜島リゾート&スパニラカナイ)
そしてこの旧蓬莱旅館7月リニューアルオープン予定と4軒も開業するのだ。

これはどういう事なのだろう?!と、wikipediaをしっかり読むと分かった!
2005年ゴールドマン・サックスと提携し、アセットマネジメント会社を設立して
旅館再生事業に乗り出していたのだ!このゴールドマン・サックスの金だ!

そう思いもう一度ヴィラ・デル・ソルを見てみた。ランチは¥6,500と¥10,000。
うーむ。いまの僕には高い!この星野リゾートのホテルはみな高いのだ。

いや、しかし見つけた。
憧れのVILLA DEL SOLにて優雅にランチ…のはずだったんですが…
この投稿が際だったものか、また評価をおとしめるサクラの投稿なのか
ネットの評価など分からないが、星野リゾートの本質が見えた気がした。

長引く不況下でホテル業界ばかりか、日本全体の企業が変質している。
しかし画一的な企業が乗り出せば、小さな個性的な会社は淘汰される。

ヴィラ・デル・ソルのランチは食べれないが、外から星野リゾートの本質を
見極めるべく、熱海を散策してこようと思う。(あはは。↑ 無理だって(笑))

花は散るから [意見・反省・研究]

  
平成24年4月14日(土)月歴3月24日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 弥生(やよい)・3月24日
節気:清明(春の暖かな陽ざしに天地万物が清らかな明るさに満るさま)
第十五候:虹始見(にじはじめてあらわる=空気も潤い虹が現れるころ)

見事だった桜も今日はしっかり芽が出てきて、葉桜になりました。
雨に濡れる葉桜も風情ありますが、花見が先週で良かったです。

それにしても見事な散りようです。あっと言う間に咲いて一週間。
あっと言う間に散ってしまいました。写真で見てみましょう。

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4月5日(水)の隣りの家の桜。見る人、観察する人になる(Blog)

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そしてこれが4月10日(火)。この頃が満開だったのでしょうか?

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同じく11日、12日の目黒区碑文谷あたりの桜です。見事でした。

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葉桜は写真に撮るとかわいそう。お花見が先週で良かったです。

さて、昨日友達からメールがきました。でも断りました。気持ちは
そう簡単には治らないからです。仲の良かった友達ならなおさら。

仲の良かった友達ならなおさらこういう事があります。喧嘩でなく
言った、言われた言葉が心に残り、元になかなか戻らないこと。

友達は仲が良すぎるとこういう事がおこります。近すぎるために
言ってはいけない事を言ってしまい、後悔する。でも友達だから

言わないで愚痴るより、言って後悔した方がいい(Blog)

メールにいま思ってる事を書きました。時間をおくしかないです。

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最後に以前お見せした2009年の桜。桜は散るからいいのです。

見る人、観察する人になる [意見・反省・研究]

  
平成24年4月6日(金)月歴3月16日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 弥生(やよい)・3月16日
節気:清明(春の暖かな陽ざしに天地万物が清らかな明るさに満るさま)
第十三候:玄鳥至(つばめ きたる=燕が飛来し本格的な春と農耕が始る)

若い人、特に女性に多くみられる事なのだが、通りを歩く人は
必ずと言っても良いくらいにウィンドウに映った自分を見ます。

もちろん服装や髪のチェックなのだと思います。しかし次に同じ
ウィンドウがあっても、また同じように自分の姿を見るのです。

若い頃はどうしても「自分がどう見られるか?」が最大関心事で
そのために自分の姿、形ばかりに意識がいくのだと思うのです。

女性が美しくたらんとするのはよく分かるのですが、この意識は
バランスを欠くと、結果として見識や機知を育てないと思うのです。

ではそのバランスを保つにはどうするか?それには人を観察し
自分から人を見る人になるのです。もちろん女性は街ですれ違う
女性をつぶさに観察しています。男性よりも女性を観察します。

その観察とは違い、服装や髪型を観察するのではなく、所作や
振る舞いを観察するのです。歩き方、その人の目の先のもの。
その人の考えている事を観察するのです。違い分かりますか?

人よりも先に観察する人になると、自分がどう見られるかという
呪縛から解き放たれるのです。観察する人になる。どうですか?

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すいません。余計な話を書きました。さて、写真は昨日の目黒川。
目黒雅叙園が見えます。ここは東京でも指折りの桜の名所です。

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これは上の写真の反対側。目黒通りから中目黒方面を見てます。
中目黒に降りこの目黒川を散策するのが、なかなか良いのです。
しかし、ご覧のようにまだ五分咲き以下です。週末が見頃かな?

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これは我が家から見える隣りの家の桜。毎年借景を愉しみます。
しかし、去年あまりに枝が繁茂してて、剪定されてしまいました。

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これは2009年4月5日の写真です。こんな綺麗に咲いてたのに。
さて週末は大陽寺メンバーとお花見をします。楽しみです~(笑)

言わないで愚痴るより、言って後悔した方がいい [意見・反省・研究]

  
平成24年4月2日(月)月歴3月12日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 弥生(やよい)・3月12日
節気:春分(昼と夜の長さが同じになり陽ざしが増しいよいよ本格的な春到来)
第十二候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす=春浅く雷雹雪と定らず)

「思いつくままにツイートし、投稿した後に後悔すれば良い。」
これはうどん大陸という、iPhone用Twitterアプリの紹介文です。

僕は今でも喧嘩しています。でも仕方ない。言わないで愚痴るより
言った後に喧嘩になって、後悔した方がよっぽどいいと思うのです。

例えば、相手が仕事関係ならば決して言わない事を、友だちだから
言ってしまい喧嘩になる事があると思うのです。

しかし友だち関係が解消したとしても、今まで友だちだった過去は
決して消えません。その思い出を懐かしむ方がいいと思うのです。

言ったことで相手も傷つくかも知れませんが、自分も傷を負います。
それは五分五分なのです。

相性かもしれません。仲良すぎるから喧嘩するのも知れません。
自分と似通っているから、衝突して喧嘩するのかも知れません。

では、職場の人間関係はどうでしょう?
これは微妙。言いたいことも言わないで悶々とする事もあります。
でもこれも言わないよりも、言った方がいいのです。

言わないで愚痴るより、相手にいま感じてる事を伝えるのです。
その伝え方です。そして伝えた事で喧嘩になったら仕方ないです。

相手は自分が思っている以上に分かっていないかも知れません。
伝えた事で解消するかも知れません。
しかし、もしそれで喧嘩になったのなら、相手と出会った瞬間から
遅かれ早かれ、衝突するように出来ていたのです。諦めるのです。

言わないで愚痴るより、言って後悔した方がいいのです。その結果
もしかしたら、相手との関係が改善されるかも知れないからです。
後はその言い方だけなのです。

ところで先日、臨床心理士のyukiさんがこんな事をツィートしました。

yukiyuki2525.jpg yuki
「あなたは言ったことを言ったようにどうして出来ないの!! 」と母親が子に怒っていたことを昨日耳にした 哲学的な怒り方だ (^^;;「 言ったことを言ったようにできない理由をのべよ」…分からないだろうなぁ

秀逸なツィートだと思い、お気に入りにしました。
親子さえ理解出来ないのではなく、所詮人は相手を理解出来ない。
そう思うのです。
人は自分の言葉の範囲でしか相手を理解出来ないと思うのです。

いくら言葉を尽くしても、自分の言葉を介して相手の言う事を理解する。
もう分からないでしょ。僕も書いてる事が分からないのでやめます。(笑)

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昨日はまた綱島温泉に行ってました。河津桜だそうです。
日だまりが暖かかく、湯上がりが気持ち良かったです。(笑)

雑学は人類を救う [意見・反省・研究]

  
平成24年3月9日(金)月歴2月17日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 如月(きさらぎ)・2月17日
節気:啓蟄(冬ごもりしていた虫たちが早春の光あび土を啓ひらき這い出してくる)
第七候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく=虫たちがぞろぞろ土から顔を出す)

人生はいろいろ。辛い悲しいこともあれば、楽しく嬉しいこともある。
人生は楽しむためにある(Blog)とは言っても、そうままならない。

しかし言える事は、いろいろな事を学んでいる最中は幸せなのだ。
学んでいる時はそこに未来があり、そこは光あふれているからだ。

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さて、もう2週間も前になるのだね。時間はあっと言う間に過ぎる。

大陽寺メンバーが集まった先日の牡蠣パーティー(Blog)の時
ロンリコ151(Blog)のラムから始まり、ウォッカ、シェリー酒
ベルモットなど、僕も持ってるお酒で教室になったのだ。(笑)

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先ずはロンリコ151をストレートで、皆に飲んでもらった。
アルコール75.5度。だがしかし、これが美味しいのだ!

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このように燃える!(笑)

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その後はラムの話。そしてアブサンRICARD(ペルノ)の話。
シェリー酒(ティオぺぺ)の話、ベルモット(マルティニ)の話。
そして、ジンにウォッカなどなど話はつきなかった。

Kozoさんはいま日本の中心にいる人なのだが、雑学がまだ疎いのだ。
だから僕は彼にまだ教えなくてはならない事が沢山あると思っている。
幸せは道ばたに咲いている花だ。だから雑学は人類を救うのだ。(笑)

男の宿す世界「パックス・ジャポニカ」 [意見・反省・研究]

  
平成24年3月5日(月)月歴2月13日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 如月(きさらぎ)・2月13日
節気:啓蟄(冬ごもりしていた虫たちが早春の光あび土を啓ひらき這い出してくる)
第七候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく=虫たちがぞろぞろ土から顔を出す)

龍馬に足りなかったもの」はいかがでしたか?稚拙すぎましたか?
それとも、少しでも何か共感出来るところがありましたでしょうか?

song4uさんには意見いただき、感謝します。今日もコメントの返事を
あえてsong4uさんのコメントもそえて書かせて頂きます。

さてその前に「パックス・ジャポニカ」の説明を少しさせてください。
もちろん今ではパックス・ジャポニカなどと言う人はあまりいません。

この言葉はパクス・ロマーナから始まっています。
(ラテン語:Pax Romana (パークス・ローマーナ))とは、「ローマの平和」を意味し、ローマ帝国の支配領域(地中海世界)内における平和を指す語である。パクス(パークス)とはローマ神話に登場する平和と秩序の女神である。 18世紀のイギリスの学者エドワード・ギボンが『ローマ帝国衰亡史』のなかで五賢帝の時代を「人類史上もっとも幸福な時代」と評し「パークス・ロマーナ」というラテン語の造語で表現してから一般に広まった。

しかし僕の意図するのは大英帝国のパクス・ブリタニカ、そして現代における
パクス・アメリカーナとは違います。そんな覇権主義ではもちろんありません。

パックスジャポニカ:日本がリードする平和。日本の経済力を背景にした平和。
平和主義を前提として、世界に冠たる日本を築きあげよう!」という意味です。

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坂の上の雲」なのです。明治の無骨な青年たち秋山好古、秋山真之、
正岡子規らが、登って行けばやがてはそこに手が届くと思い描いた世界。

その思いの再現なのです。どうですか?荒唐無稽ですか?そうではない。
石原慎太郎も、橋下徹も、河村たかしも…同じ思いだろうと思うのです。

自民党も民主党も好きではありませんが、石破茂も同じだろうと思うのです。
男たちは国家を語る時、国の元首だろうが誰だろうが思いは同じなのです。

とにかく、これを正々堂々と言わない限り、日本の戦後は終わらないのです。
日本には駐留米軍が戦後のまま居座り、アメリカ抜きにして国防を語れない。

軍隊。憲法に書いてある事と、まったく違った状態でもなんの疑問を感じず
のうのうと呑気に暮らす国。無節操、無思考。それが私たちの日本なのです。

そろそろ敗戦の呪縛から放たれ、堂々と前を向き歩こうではありませんか!
それがパックス・ジャポニカという言葉なのです。

また熱くなりました。すんません。さてここで昨日のsong4uさんコメントです。

日曜にもかかわらず、今日はひと仕事するハメになり、コメントが大幅に 遅れてしまいました。申し訳ありません。

さて、品川女子学院。 糀谷から品川まで、京急で通勤していたぼくは、第一京浜沿いに建つ 北品川の茶色の校舎を、ほとんど毎朝のように電車から眺めてました。 でも、そういうポリシーを持った学校だったとは、全然知りませんでした。 28project、練られてますよねえ。さすがだと思いました!

>教育論から国家論に発展してしまいました。

最終的にそうなるのは必然だと思います。 しかし、そこまで話が大きくなってしまうと、なかなか身体が動くような 具体的な方策に結びつかないような気がして、なるべく小さなテーマに ブレークダウンして考えたいと常々思っていました。 でも、せっかくだから、話の大小に関係なく、もう少し突っ込んで考えて みようという気になりました。

ぼくは全然詳しくなく、お恥ずかしい限りなのですが、ひょっとすると龍馬 の仕事にも足りないものがあったのだろうと思います。 また、もしも龍馬が十分なものを残していたならば、今よりももう少しマシ だったんじゃないか、とも思います。 しかし、今、ぼくは思います。本質的で圧倒的な間違いは、終戦直後の 約10年間で確立されてしまったのではないか、と。 龍馬がいくら十分なものを残していたとしても、結局、戦後の10年間で 跡形もなく霧散することになってしまったのではないか、と。

やはり、鉄は熱いうちに打たねばならなかったのではないでしょうか? ぼくが思うに、「日本」という鉄は、諸般の事情により熱いうちに打つことが できなかった。それは日本が持つ特殊性であり、アメリカのエゴであり、 敗戦による自らの方向性の喪失(消極的にではあるが、自らもそう望んだ) だったように思います。 極めて残念ではありますが、何でもいいから、しゃにむになれるものに 自らを委ねることによって、敗戦の悪夢を忘れようとしたのでしょうか? そう考えると、先人たちの想いに、同情の念を禁じ得ません。

問題なのは、その後、ほとんど何の手も打たなかったことです。 終戦直後の10年間はやむを得ません。 しかしその後、軌道修正する機会は山ほどあったはずなのに、漫然と 時を過ごしてしまったのではないか? 恐らく好景気に沸き、冷静に自らを見つめ直すチャンスを逸してしまった ものと思われます。

うーむ、やっぱりテーマが大き過ぎるのかもしれません。 その証拠に、ぼくは単なる評論家発言に終始している感じです。 それだとあまり意味はないんですよね。身体が動かなくてはね。 ちょっと小休止。^^;
by song4u (2012-03-04 20:12)

>しかしその後、軌道修正する機会は山ほどあったはずなのに、

いや、僕はやっとその機が熟したのだと思います。

先日の南京虐殺について、河村たかし名古屋市長は軽率な発言でしたが、
それに石原慎太郎都知事も「発言そのものは間違っていない」と擁護する。
こういう事がそろそろ機が熟した事への現れだと思っているのです。

教育問題も、国家論も根っこは同じです。国家、民族そして家族を愛する事を
どうどうと謳わない国民が気持ちを一つにする事など無理なのです。

いや、いままでもパックスジャポニカはあったのだと思います。その思いが
戦後の日本をここまで立ち直らせた。しかし、ここまでくると漫然とした不文の
意識だけでは「さて、ここからどこへ行くのだろう?」戸惑うばかりなのです。

だから右往左往する。教育現場も国旗掲揚、国歌斉唱などでガタガタする。
こんな話は問題外です。これが敗戦国のゆがんだ姿だったのです。

さて、来年は衆議院の改選です。実はうちは赤坂議員宿舎の出入り業者で
解散すると3ヶ月は一挙に仕事が減るので困るのですが、しかし今年は違う。

去年震災がなければ民主党はとっくに解散に追い込まれていたと思います。
国民にとって幸か不幸か、震災のおかげでなんとか民主党は持ちこたえた。

そんな事をしている間に橋下大阪市長が出てきた。面白い事になってきました。
彼ももちろん改憲論者す。自民党も改憲論を掲げるが既成政党にはあきあき。
来年の解散まで、まだまだ紆余曲折があります。政治に目が離せないのです。

>鉄は熱いうちに打たねばならなかったのではないでしょうか?

はい!いまその時期だと思うのです。今日も長くなりました。熱く語りましょう!

龍馬に足りなかったもの [意見・反省・研究]

  
平成24年3月4日(日)月歴2月12日 2011年日記
  
平成24年壬辰(みずのえたつ) 如月(きさらぎ)・2月12日
節気:雨水(寒さはほんのわずか柔らぎ、雪が雨に変わり氷も融けて水になる)
第六候:草木萌動(そうもくめばえいずる=土の中から新しい命が芽生え始める)

>どうしてこんなことが、こんなにも難しいのだろう・・・
このsong4uさんの昨日のコメントに答えようと色々考えているうちに
教育論から国家論に発展してしまいました。難しいですが、それでも
なんとか書いてみたいと思います。

08112901.jpgまず「龍馬に足りなかったもの」を書く前に
この方を紹介します。

品川女子学院校長 漆 紫穂子(うるし・しほこ)
もちろん僕は直にお会いした事はありません。

2008年のカンブリア宮殿で漆氏を拝見してから
素晴らしいと思い、セミナーの講師に招けないか
画策した時期があったのです。(日記1593

残念にも講師の依頼は丁寧に断られましたが
それにして、素晴らしい先生だったのです。

何が素晴らしいか。
彼女にはミッションを描く力があったのです。

私たちは世界をこころに、
 能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、
 才能を伸ばし、夢を育てます。」(HPより)

一見ありきたりのミッション・ステートメント。しかしこのミッションから
教育方針の「28project」が生まれたのです。

28projectって何?
「大学進学をする18歳の時ではなく、28歳の時に社会で生き生きと
活躍できる女性を育てることを目指し、未来から逆算してその土台
づくりをしていく」
そのために中高一貫教育の同校は生徒を育てる時間が3年間では
不十分として、高校の募集を取りやめているのです。

そしてこのミッションのもと、28projectを着実に実践していった同校は
1990年漆氏が改革を始めた当初、偏差値が40(!)しかなかったものが
何と60(!!)になり、同校の受験出願者数は数十倍になったのです。

女子校を再生! 学校改革で偏差値20ポイントアップ(日経ビジネス)
「やる気のスイッチを入れるには」(日経ビジネス)
「改革の80%は失敗の連続だった」(日経ビジネス)

かようにミッション=使命というものがあるか、ないかでは大違いなのです。
もちろん、どのような会社にも「社是」「社訓」「使命」などあると思います。

しかし、それが真にミッション=使命になっているでしょうか?全ての社員が
それを諳んじる事が出来るでしょうか?
そのミッション=使命によって社員全てのベクトルを一つにしてるでしょうか?

ここでミッション=使命についてもう一度元に戻って考えてみます。
それはご存知、ピーター・ドラッカーの有名な「5つの質問」から始まります。
 1.われわれのミッションは何か?
 2.われわれの顧客は誰か?
 3.顧客にとっての価値は何か?
 4.われわれにとっての成果は何か?
 5.われわれの計画は何か?

ここでドラッカーについて勉強するつもりはありませんが、とにかく使命とは
ミッションとは、そこに所属するばらばらな人々を一つにまとめるものです。

我が社にもちろんあります。「全てはお客様のために」たったこれだけです。
ありきたりのミッション・ステートメントです。しかしこの下に五行あります。

社員は五行は諳んじられずとも「全てはお客様のために」これだけは言えます。
僕はミッション・ステートメントは出来るだけ短くシンプルな方がいいと考えます。

それは国家も同じだ!これが今日の結論です。そこで教育論、国家論に転じます。

坂本龍馬は「夕顔丸」船内で船中八策と呼ばれる政治綱領を書き上げ、それが
後の明治政府の新国家体制の基本方針になっていきました。
大政奉還・議会設置・大典制定・海軍拡張・諸外国との国交樹立など八箇条です。

しかしこれは政策綱領であり、国是ではないのです。
これこそが龍馬に足りなかったものなのです。

国是は憲法よりも、何よりも上にあるものであり、全てに先立つものなのです。
例えば、お隣韓国では「反共」。これだけです。フランスは「自由・平等・博愛」
なんとも簡単、明瞭です。しかし国是を明文化している国はそう多くありません。

龍馬は船中八策を書き上げたその時、国是などという発想はなかったと思います。
当時はまだ国家という概念がなく、おぼろげだったからだと思うのです。
それにしても龍馬は国是を書いていたならば、今ほど日本は迷わないと思うのです。

もちろん日本にも国是はなかったわけではありません。明治天皇によって発せられた
五箇条の御誓文。第一条だけ示します。
一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
現代表記)広く会議を興し、万機公論に決すべし。

しかしこれは古すぎるし、僕はこの五箇条も国是にはなり得ないと思うのです。
では、いまの日本国憲法の前文はどうでしょうか?

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(1946年11月3日公布)

これも僕にとっては古すぎます。それに文章が下手だと思います。前半の中盤に
「そもそも国政は、」と導くくだりが読み手を一度元に戻させるあたり、下手です。

調べるとこの起草者はベアテ・シロタ・ゴードン。ウィーン生まれユダヤ人の
父母を持ち、少女時代に日本で育った米国国籍の舞台芸術監督なのです!

では国是の話に戻って、どんな国是がいまの日本にふさわしいか?
僕が日本国大統領なら(憲法改正して直接選挙で日本の元首を決めるのです!)

「世界に冠たる日本の技術をして、世界平和に貢献する国民たれ!」これだけです。
これはつまり、パックス・ジャポニカです。
本当は「世界に冠たる日本の国民たれ!」これだけでもいいと思うのですが。
そしてこの下に憲法の前文にあたる部分、船中八策にあたる部分を加えるのです。

さて、ここまで読んでいただき誠に恐縮ですが、ばかばかしいとお思いですか?
僕は真面目です。この一行があったら全ての国民は迷わずにすむと思うのです。

まずは教育現場を考えてみましょう。生徒に「世界に冠たる日本の国民たれ!」と。
そうすれば自ずと意識は世界に向かいます。教育現場での混乱もなくなると思うのです。

しかし問題は、このような国是をいまさら作成する困難さです。いまの政治家には無理。
混乱に拍車がかかります。だからこそあの時、龍馬が作っていたならばと思うのです。

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