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磐洲干潟と浸透実験池 その2 = 眼下に広がる干潟と目玉の素晴らしさ!= [旅行・探訪]

 
No.4999(So-net 2711+Diary 2288) 2019年Blog WebDiary Since 2002



盤洲干潟と浸透実験池 その1=盤洲干潟に圧倒される!=IDEA's Gallery

9月13日(日) 9:31

やっと念願の磐洲干潟と浸透実験池に来ました!



ついにドローンでの撮影です!

Mavic Air 2 です。


Mavic Air 2 f/2.8 1/640 4.5 mm ISO 100

どうです!?

素晴らしい干潟の景観です。


Mavic Air 2 f/2.8 1/640 4.5 mm ISO 100

やっぱり満潮時も見てみたいです!


Mavic Air 2 f/2.8 1/640 4.5 mm ISO 100

満潮時にはどんな風景なんだろ?!


Mavic Air 2 f/2.8 1/000 4.5 mm ISO 100

見えているのが小櫃川(おびつがわ)です。

小櫃川 - Wikipedia


Mavic Air 2 f/2.8 1/000 4.5 mm ISO 100

中央にまっすぐ歩いてきた道が写ってます。

ところが!



長靴の人たちが干潟観察に来たのです。

なんとなく、ドローンまずいかな?と急きょ中止です。(笑)



そこで干潟を歩いてみることにしました。



アクアラインと海ほたるが見えます。

モンサンミッシェルみたいです。(笑)



干潟は歩くとふかふか、さくさく

少し沈むような感じです。



カニの巣かな?



こういうのを見るだけでも楽しいです。



竜宮城もいいところに建ちましたね。

でも、干潟の埋め立てとの戦いがあったみたいです。



沖に向かって歩くと、段々沈んで

潮がわき出してきます。



もっと先まで行きたかったけど

断念して戻ります。

すると・・・



干潟観察の人たちが遠くへ行っちゃった!

ドローンのチャンス!(笑)



もう一度ドローンを飛ばします。

実は、飛ばそうと思うとドローンのコントローラから
飛行許可許諾のメッセージが出て、SMSで許可を得ました。

近くに自衛隊の基地がある関係だと思います。
でも、許可を得れば飛ばせる場所でした。


Mavic Air 2 f/2.8 1/000 4.5 mm ISO 100

地上から写した写真より、ドローンの写真の方が素晴らしい!


Mavic Air 2 f/2.8 1/2500 4.5 mm ISO 110

干潟観察の人たちが米粒より小さく写ってますが

見えないですね。(笑)


Mavic Air 2 f/2.8 1/320 4.5 mm ISO 100

いよいよ浸透実験池です!


Mavic Air 2 f/2.8 1/1000 4.5 mm ISO 100

どうでしょうか?!(笑)


Mavic Air 2 f/2.8 1/1000 4.5 mm ISO 100

手前がマル池で、

マル池には放置されたと思われるボートが写ってます。


Mavic Air 2 f/2.8 1/1000 4.5 mm ISO 100

実際にボートなのか肉眼で見てみたいのですが

ブッシュを分け入って入るのは困難だと思います。


Mavic Air 2 f/2.8 1/240 4.5 mm ISO 110

いよいよ浸透実験池です!

そこで、浸透実験池と揚水ポンプについて説明します。


最大1443ヘクタールに及ぶ東京湾に現存する広大な干潟である。小櫃川河口付近のアシ原から、東京湾にかけ干潮時に露出する広大な塩性湿地を指す。南北に走る浜堤を境に西側を砂底質の前浜干潟(1400ヘクタール)、東側を泥底質の後浜干潟(河口干潟・三角州、43ヘクタール)に分けられる。
かつて新日本製鐵の製鉄事業のため小櫃川の水を冷却水として用いる試みがあったが、塩分濃度の高さのため断念した。その際建造された施設が浸透実験池として現存しており、現在はカワウをはじめ数種の野鳥の営巣地となっている。
盤州干潟 - Wikipedia

製鉄所の冷却水を作るための装置が

この浸透実験池だったのです。


そもそもこの浸透実験池とは何なのか

君津市が大規模な企業誘致計画を発表してその代表企業として名の挙がった「八幡製鐵」が本格的に君津市の小糸川河口の造成を始めたのが切っ掛けです。市のみならず県が助成する形で関連企業やその後の他企業進出を勘案、結果大量の工業用水が必要となり、1日45万立方メートルもの工業用水が必要と見積もったのでした。
そのため小糸、小櫃両川の河口部の干潟を堤防で囲うように埋め立て、内部に巨大な淡水湖を作り、農閑期などに、工業用水をため込む構想が動き出した。

ただ、問題が一つあった。河口湖へ海水の浸透を防止する対策だ。冷却水や洗浄水は淡水でなければならない。そこで、県は通産省(現経産省)や工業用水の確保に苦慮していた他県とともに、小櫃川河口の低地に「モデル河口湖」を作り、海水流入防止策の実験を始めた。これが、ドーナツ状の二重の池=浸透実験池なのだ
二重の堤防の中央の深さ10メートル程度の丸い貯水池に小櫃川から取り入れた淡水を張る。しかし、放置すると、東京湾の海水が地中からしみ込むため、更にその周りにドーナツ状の池(外回り水路)をつくり、ここにも淡水を流した。
この構造は、水路から地中に浸透した淡水が、地中で外から浸透する海水を押し戻し、内側の貯水池に海水が入るのを食い止める効果を期待したものだった。淡水で淡水を守るこの手法は地中に水の幕を張るような構造のため「ウオーターカーテン」と呼ばれた。四方からの海水浸透に対応するため、モデル湖は円形に作られた。

ところが、その後、70年代前半にオイルショックが始まり、世界的な生産の減少が起きた。埋め立て計画や進出企業数、さらに、水需要予測も減り、すでに建設されていた豊英ダムと郡ダムなどの活用で十分間に合う見通しが立つ。70年代半ばには河口湖構想そのものが消えた
#017 浸透実験池スゴログ - 日本の凄いトコロ、記録します。

こうして磐洲干潟に目玉のような浸透実験池だけ残ったのです。

さらに、



この揚水ポンプ場跡は


河口から海水を引き込む為のポンプが設置されていた施設という事です。
モーターやタンクは撤去されていますがここから吸い上げられた海水は簡単な濾過フィルターを通って西側の浸透実験池へと送られていました。
#017 浸透実験池スゴログ - 日本の凄いトコロ、記録します。

これが浸透実験池跡と揚水ポンプ跡なのです。

と言うことで

浸透実験池を上空から見てみましょう!(笑)


Mavic Air 2 f/2.8 1/250 4.5 mm ISO 110


Mavic Air 2 f/2.8 1/160 4.5 mm ISO 100


Mavic Air 2 f/2.8 1/125 4.5 mm ISO 100


Mavic Air 2 f/2.8 1/125 4.5 mm ISO 100

念願の浸透実験池の撮影が終わりました!

やった~(笑)


Mavic Air 2 f/2.8 1/320 4.5 mm ISO 100

下に揚水ポンプ跡が写ってます。


Mavic Air 2 f/2.8 1/240 4.5 mm ISO 100

歩いてきた道と揚水ポンプ跡

湿原の様子がよく分かります。


Mavic Air 2 f/2.8 1/1000 4.5 mm ISO 100

これでドローンの写真は最後です。



ここに来るまでこんなに素晴らしい場所とは思いませんでした。

そして、いまでも干潟を守るための戦いが続いてるようです。

盤洲干潟をまもる会 - 会の紹介



帰り道に家族連れに会いました。
たぶん、潮干狩りに来たのだと思います。

干潮で遠くに行かないと貝が獲れないので
何もせずに引き上げたのだと思います。



10:13

やっとゲートに戻ってきました。


磐洲干潟と浸透実験池の後はアナゴです。

アナゴは明日のこころだ~(笑)







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middrinn

人工の奇観ですね( ̄◇ ̄;) 干潟も興味深かったです(〃'∇'〃)
by middrinn (2020-10-08 12:56) 

いであ

middrinn さん、ありがとうございます。
念願かなって撮影が出来ました。

しかし、もっとここを知りたくなりました。
またいつか撮影しに行ってみます!(笑)


by いであ (2020-10-08 17:17) 

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