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素晴らしいツール・ド・フランス 2022 が終わった! [スポーツ]

 
2022-07-27 No.5363(So-net 3075+2288) 2021年Blog WebDiary Since 2002



素晴らしいツール・ド・フランス 2022 が終わりました。

この写真は今年のツール・ド・フランスを象徴する1シーンです。


2004TourDeFranceS12.jpg

ツール・ド・フランスの名前は聞いた事があるでしょう。
7月のフランスを一周する世界最大の自転車ロードレース。

僕は10年ほど前、NHKのダイジェストで放送されたツール・ド・フランスを見ました。当時2連覇したグレッグ・レモン(米)とその後5連覇するミゲール・インデュライン(スペイン)との新旧交代のドラマでした。それ以来この時期になると、番組を探しては見るようにしています。

レースは約3週間に渡って行われ、毎日200キロ近く走行し、そしてレース中盤では標高差1000mもあるピレネー、アルプス越えの山岳コースがあり、その壮絶とも言えるバトルはテレビでさえ、見ているものを釘付けにしてしまいます。

今年も7月3日から始まったレースは、昨日第13ステージが終わり、今日は割りと平坦な第14ステージを走っています。
[ 648] ツール・ド・フランスを見よう! 記入日時 2004年07月18日 (日)

この記事は2004年ですが、
グレッグ・レモン(米)が優勝したのは1089年です。

そのころから見始めたツール・ド・フランスですが
ネットを始めたのはちょうどそのころで、ITNは1990年でした。



左上の2番目で帽子をかぶってるのがコナちゃんで

その後しばらくしてからツール・ド・フランスを語ってきました。



ツール・ド・フランスを見よう!2011:IDEA's Gallery 2011-07-26

これは2011年の記事ですが、別府史之がシャンゼリゼを駆け抜けたのは

2009年で先日のJSportsの放送でも「日本人がシャンゼリゼを走ってる!」と

栗村さんが大泣きしたと言ってました。(笑)




新城がついにやりましたね!
敢闘賞そのものは2009年に別府史之が日本人初で輝いたのですが
ツール・ド・フランスを見よう!2011(Blog)
この時は最終日で別府は表彰台には乗れなかったのです。だから
日本人初の表彰台なのです。しかしサッカーもそうですが、日本人が
世界の檜舞台に立つのはなんと時間のかかるものなのでしょうか。

今日(昨日)新城は敢闘賞の赤いベルトをしてスタートしてました。
ステージ優勝して表彰台に立つ日本人選手を早く見たいものです。
新城幸也が遂に日本人初の表彰台!ツール・ド・フランス第4ステージ 2012-07-06

この新城幸也の敢闘賞に輝いたニュースもコナちゃんと大騒ぎでした!

ところが!


おはよーさん?[ウッシッシ]です。
しゃっくり収まったみたいで良かったです。

さてツールの花[チューリップ]
自分はマイヨ・ジョーヌがひっくり返るラス前のツールなんて見たことない。
それほどハラハラどきどきするラス前でした。
時間を是非作って一度ゆっくり見て下さい。

しかしゴール後、勝負が決まり落胆してるログリッジの、表情、どこかで誰かに似ている。
誰だっただろーなぁとずっと思案巡らしてたら、若い頃の同年代マックやエドべリ、そしてフェデラーに負け始める頃の顔だ[exclamation]
まだ27,8なのに。
面白いもんだね?[ウッシッシ]

2020/09/20 07:13


これはコナちゃんが亡くなった同じ月の2019年9月20日のメールです。

この年はコロナでいつもは7月から始まるツールが9月開催だったのです。


おはようございます!?
帰ってきてまたツール付けた。
タイムトライアルは終盤だけ見ればいい?[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

2020/09/20 05:45


忘れもしない2020年のツール・ド・フランスの第20ステージです。

個人タイムトライアルで総合首位のプリモシュ・ログリッチは
全くの新人総合タデイ・ポガチャル(UAE)と57秒差もあったのです。

誰しもがログリッチの優勝を疑ってなかったのです。
それが!大逆転でポガチャルが優勝したのです!

コナちゃんは朝の僕のメールで僕が最後まで見たと勘違いして
ポガチャルの大逆転のニュースを書いてしまったのです。


コナちゃん
バカか!
そりゃないよ!

無茶苦茶腹立つ!
3週間この日のためにツールを見てきたのに
ニュースも入らないようにしてきたのに
結果知って見て、それは面白かったよ!




ゴメン、馬鹿になってしまった。
ほんとにゴメンナサイ。
言葉失うくらい驚いたから。
悪かった。
ひたすら謝ります。
終盤だけ見れば良いかと振られたので、つい素直に返してしまい野趣返しが足りなかった。 反省しきりです。。


もちろんこの後は仲直りしました。
いま見ても涙が出て来きます。

さて、今年のツールです。
こうして数々の名勝負を生んできたツール・ド・フランスですが

今年はコナちゃんとずっと語り合いたいくらい
歴史に残る素晴らしいツールでした。



これは第18ステージの高低差を表した図です。

HCはフランス語でHors categorie 超級を意味して
1200mの標高差を一気に登るのです。



その18ステージの1シーンです。

左の黄色いジャージ(マイヨジョーヌ=総合一位)は
今年の優勝者ヴィンゲゴーです。

右の選手が2年連続優勝したポガチャル。

ヴィンゲゴーとポガチャルは18ステージでも1、2位争いをしていて
なんとポガチャルが落車したのです。

それを知ったヴィンゲゴーはタイム差を広げる事をせず
ポガチャルを待ち合流しこの後また競争を再開したのです。

ポガチャルはそれに感謝して手を差し伸べたシーンだったのです。
何というスポーツマンシップでしょう!



今年の最終日のシャンゼリゼまでのシーンです。

パリに入るまではパレードランをして観衆に顔見せをして
21日間(1日約200km)の苦労を互いに分かち合うのです。



これは第11ステージのHCはガリビエ峠で
標高2642mで今年のツールの最高標高です。

スタート地点が標高320mですから、
一気に2300mも駆け上がるのです。

この第11ステージでヴィンゲゴーはポガチャルに
2分51秒の大差をつけて勝利を決定づけたのです。

第11ステージ リザルト | ツール・ド・フランス | J SPORTS【公式】



左からタディ・ポガチャル(ホワイトジャージ=新人賞)
今年の大本命で、優勝を誰もが疑いませんでした。

そして黄色のジャージはマイヨジョーヌのヨナス・ヴィンゲゴー

彼はデンマーク出身で、スタート地点がコペンハーゲンだったので
初日のチームプレゼンテーションで紹介されると涙していたのです。

3年前は2クラス下のチームに所属して水産市場で半日は魚屋をやっていて
初めてツールに出場したのは、去年でそれも欠場した選手の代役でした。

その思いがあって紹介されて、涙したのですが、
誰が今年のツールを制すると思ったでしょう!

そして右の緑のマイヨベールを着てるのがヴィンゲゴーと同じチームの
ワウト・ファンアールト(ベルギー)です。

彼はシャンゼリゼで特別敢闘賞に輝いたのですが、ポガチャル、ヴィンゲゴーに
劣らず、いや2022年一番活躍した素晴らしい選手でした。

スポーツ選手で1番になる人は日ごろから謙虚で温厚で感情のコントロールが
ちゃんとできた素晴らしい人格者なのだとこの3人を見て思います。

ファンアールトが一番年上の27才、ヴィンゲゴー25才、ポガチャルは23才
国もチームも違う3人ですが、素晴らしい自転車乗りです。

スケボーの選手が対戦相手も仲間のように、
自転車選手もツールの長丁場を一緒に戦った仲間なのです。



長い3週間が終わりました。

今年ほどツールをコナちゃんと語り合いたいと思ったことはなかったです。







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コメント 2

paula

「謙虚で温厚で感情のコントロールがちゃんとできた素晴らしい人格者」
感情のコントロールがちゃんと出来る。私の憧れです。

涙が出るほどのスポーツマンシップでした。そしていでちゃんとコナさんのツールトークが本当に楽しみでした(涙)

by paula (2022-07-27 22:42) 

いであ

paulaさん、ありがとうございます。
>感情のコントロールがちゃんと出来る。私の憧れです。
あはは
僕はまだ感情のコントロールが出来てないです。(涙笑)
だからコナちゃんと喧嘩しちゃって。
でも喧嘩したからいま思うと良い思い出になってるけど。

ヴィンゲゴー、ポガチャル、ファンアールト
来年が本当に楽しみになりました。(笑)

by いであ (2022-07-28 03:47) 

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