星冴ゆる いま夢見しに 友いずこ [俳句・歌]
平成24年2月3日(金)月歴1月12日 2011年日記
やっと連絡が取れて指定された場所で待っていた
友は足を引きずるようにゆっくり部屋に入り会釈した
下半身が不自由になったのだろうか、動きがぎこちない
そしてやっと苦しそうに事情を話し出した
聞いてる僕も辛い
いまどうしているか、それも聞くことも出来なかった
元気にと励ますことも出来なかった
そして我に返った
そうか夢だったのだ
写真は2008年1月6日に撮影したものです。
(いま月は北の空にあり、写真にある南東の空にはない)
春あさし 君をまつその 暖かさ [俳句・歌]
平成24年1月26日(木)月歴1月4日 2011年日記
作品などに関して自分で解説するのは無粋と思うのですが、
それでもこの句の経緯などを少し書いてみます。
まずこの句はKozoさんがこの写真を気に入ってくださって、
その気持ちと、写真からインスピレーション受けて書きました。
Picasa
根津美術館で休憩してた時のカフェから撮影した写真です。
雨上がりのテラスの水たまりに写る木々に目がとまりました。
ちょうど逆光になって露出オーバーなのですが、逆光は好きで
ドラマチックになるのでよく撮影するのですが、写してみました。
この句の季語はもちろん「春あさし」で春の季語なのですが、
いまの時期にふさわしくないのですが、気候の寒さと人を待つ
気持ちの暖かさの対比には、ちょうどいい季語かと思いました。
問題はこの句そのもので、俳句をまったく勉強していないので
「その」がこれでよいか分からず、この後数編書き直しました。
しかし、最初に浮かんだ句には叶わず、この句を採用しまた。
このような経緯です。さて明日はいよいよ代々木上原です。(笑)
雑踏の ジャンパー向きて 名残かな [俳句・歌]
平成24年1月13日(金)月歴12月20日 2011年日記
キングさんと色々な話をしました。まずはやはり恋愛話。(笑)
初めて手をつなぐこと。そのどきどき感。それを詩にしてる事。
そこでキングさんを題材にし詩にする事にしました。これです。
男同士の、それも年の離れた友達でも同じような気持ちです。
詩のイメージは初めからあったので、キングさんをそれに従い
振り向いてもらいました。あとはイメージに従って作詞です。
季語のジャンパーは後から。モチーフさえあれば詩が出来る。
それを体感しました。これからも詩を書いていきたいです。
さて昨日、悲痛なニュースが入ってきました。キングさん同様
一緒に酒を酌み交わした友の会社が倒産したというのです。
本当に神様は不公平な事をすると思います。彼のこれからの
生活を思うと辛いです。彼の心情を思い見舞いにも行けない。
こうして酒を酌み交わす事がいつか来ることを願うばかりです。
「雑踏の ジャンパー向きて 名残かな」
今年の目標 [俳句・歌]
平成24年1月3日(火)月歴12月10日 2011年日記
今日から生活のペースを戻そうと思う。正月はどうも飲み過ぎる。
そして毎年四日にかけて、会社の使命や目標を決めるのだが、
やっと形になってきた。今日明日でまとめて印刷して張り出す。
ところで、自分の目標は去年から決まっていた。(言霊 Blog)
去年からの傾向で、日本的な事へのこだわりを具体化する。
1)茶道を体験する。
これは実は大変な事なのだ。一口に茶道と言っても表だ裏だと
どうも形式を重んじるあまり、教室などの敷居が高くなっている。
2)能を見る。
もっと日本を知ろう!(Blog)で書いたが、えりさんの演能会の
お誘いが行けなかったので、これは必ず実現したいと思っている。
3)俳句を詠む。
これは俳句歳時記(Blog)で書いて以来、たびたび書いてるので
皆さんもご存じの通りだ。今日はこの事を書いてみたい。
そもそも俳句に興味を持ったのは、iPadの「くらしのこよみ」から。
くらしのこよみ for iPad
くらしのこよみ for iPhone
その中の「小暑」第三十一候にこの木下夕璽の句があったのだ。
遠雷や はづして光る 耳かざり 木下夕爾 |
この句がなんとも色っぽい句で、僕の好きな句の一つになった。
ちなみに、木下夕爾はアッコさんの遠い親戚だと、後で知った。
つづいて言霊(Blog)のこの句で、俳句をやろう!と思ったのだ。
へろへろとワンタンすするクリスマス 秋元不死男 |
なんとも軽妙洒脱。木下夕爾の色っぽい句といい、秋元不死男の
このリズミカルでシニカルな句。こんな句を詠えたらと思ったのだ。
そしてメリークリスマス!(Blog)で、俳句にとらわれずにまずは
自然な気持ちで詠もうと思って書いたのがこの句だ。
まだまだどれも未熟なのだが、僕の写真の趣味とよく合っている。
気に入った写真や句が浮かんだら、これからも書きたいと思うのだ。
はつ空の待つとふたりの肩がふれ [俳句・歌]
平成24年1月2日(月)月歴12月9日 2011年日記
初日の出の撮影も露出が難しく、今回も100枚撮影しました。
撮るのは楽しいのですが、それを選択する作業が大変です。
残ったのは15枚。まだ数枚削れます。Picasaをご覧下さい。
そして、その中でも僕の一番のお気に入りはこの1枚です!
浜に着いてすぐに撮影した1枚です。
空が開け始め、薄くらい中に漁具のオレンジと少年の袖の
ブルーの対比、そして全体の群青色がいいです。
背景の海には烏帽子岩も見えます。
初日の出の撮影では、こんな浜の様子がなんとも好きです。
この1枚も好きな写真です。日の出待つ人たちの気持ちが
たき火の躍動感になって伝わってくるように思えるからです。
初日の出の写真はどれもいいのですが、まずはこの1枚かな。
しかし、前の2枚にはかなわないです。
人物が入るとそこに何かのドラマが生まれると思うからです。
そこで一句を読んでみました。お気に入りの句になりました。