SSブログ

教科書にない歴史 [映画・TV・本]

 
平成23年12月18日(日)月歴11月24日 2010年日記
 
来年の初日の出は、地図を眺め猿島を背景に写そうかと思った。
猿島は横須賀沖に浮かぶ東西200m周囲1.6kmの小さな島だ。

猿島は以前から興味があったが、調べるとどうも観光地のよう。
だから猿島に興味は失せたが、いま「坂の上の雲」ブーム!(笑)

では三笠公園からの、猿島の脇から登る初日の出はどうか?と。
初日の出はただ海からの大陽ではダメで、対象物が欲しいのだ。

大陽は今の時期、北を真上にして時計短針の4時の方向に昇る。
すると三笠公園からぎりぎり猿島を背景に写せるかも知れない。

三笠公園はもちろん日露戦争で活躍した戦艦三笠を展示する
「日本歴史公園100選」の名園だ。いま「坂の上の雲」ブーム!(笑)

戦艦三笠」を調べてみると面白い事がいろいろ分かってくるのだ。

それは日清戦争から戦費が尽きて、三笠を完成させるには憲法違反の
予算の流用しかなく、山本権兵衛と西郷従道がそれを実行したという。

戦艦三笠は憲法違反を犯し完成したという逸話だ。そして、戦艦三笠は
連合艦隊の旗艦となり日露戦争に加わる。ここからが坂の上の雲だ。

Kodama Gentaro.jpgOguri Tadamasa.jpg

児玉源太郎(こだま げんたろう)」そして「小栗忠順(おぐり ただまさ)」

児玉源太郎は「NHK 坂の上の雲」「第11回:二〇三高地」に出てきた。

203高地陥落について、児玉総参謀長は乃木希典大将の指揮に介入し
成功に導いたとドラマでは描かれる。乃木希典の歴史観をもゆがめる。

しかし、日本史の本は203高地を陥落させたのは乃木希典の名前しかなく
児玉の指揮権介入は出てない。これは司馬遼太郎の創作かも知れない。

そしてもう一つ「坂の上の雲」にも出てこない登場人物がいる。小栗忠順だ。
なぜ三笠がいま横須賀に展示されているのだろう?という疑問から見つけた。

小栗忠順は江戸時代末期の幕臣、勘定奉行、外国奉行だが、洋式軍隊の
整備や、そして横須賀製鉄所の建設などを行った人物なのだ。

司馬遼太郎は彼の事を「明治の父」と記し、
そして、東郷平八郎は自宅に小栗貞雄とその息子小栗又一を招き、
「日本海海戦に勝利できたのは製鉄所、造船所を建設した小栗氏のお陰」
そう礼を述べた後、仁義禮智信としたためた書を又一に贈たというのだ。

これらの事を含め、Wikipediaで小栗貞雄の事を読むと実に興味深い。

児玉源太郎の活躍も小栗貞雄という人物も、今まで知らなかったのだが
「坂の上の雲」で教科書にはない、いろいろな事を学ぶチャンスになった。

さて今日これから大陽寺の仲間と、バイク仲間のキングさんが遊びに来る。
これから準備が忙しく、今日は禅寺には行けない。
彼らとは「親鸞」「坂の上の雲」の話で大いに盛り上がるだろう。楽しみだ!

nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 2

song4u

戦艦三笠は大人気のようですね。
当so-netのブログで何度か拝見しました。
今日は珍しく、禅寺はキャンセルだったんですね。
by song4u (2011-12-18 11:45) 

いであ

song4uさん、おはようございます!

戦艦三笠はやはり坂の上の雲いらいの人気なのでしょうか?
テレビを見ていると、見てみたくなりますよね。

禅寺は残念でしたが、今度の日曜は行けると思います。
しかし本当に寒いので、これこそ修行!という感じです。(笑)

by いであ (2011-12-19 07:10) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。