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2017 衆議院選挙 = はたして保守二大政党時代は来るのか?= [意見・反省・研究]

 
No.4432(So-net 2144+ Diary 2288) 2016年Blog WebDiary Since 2002

ある意味無意味な選挙が終わりました。

自民は追加公認した3人を含めて284議席を獲得。
自公で313議席となり、定数(465)の3分の2を超えたのです。

これは近視眼的に見れば喜ばしい結果ですし
現に株価もこの選挙を反映して240円も上がりました。

しかし、これでいいのだろうか?と言う思いは
多くの人が抱いてる思いではないでしょうか?

それは自民1強がこれでいいのか?という思いです。

ところで

僕は若い頃は美大を出てデザインの仕事をしてきて
白紙の状態から、新しいものを生み出す作業をしてきました。

作業を始めるには、その商品のコンセプトを細部の細部まで切り詰め
1つのイメージなり1つの言葉に置き換える作業をします。

煮詰めたコンセプトやイメージや言葉に沿って、いろいろ眺めて
次の段階では、予算に関係なく、そのイメージの理想型を作りあげます。

そして、その理想型から予算にそって次々にそぎ落としの作業をするのです。

さてここで、デザインから政治の話に戻すのですが
日本の政治の根本は何で、理想型は何かと言う事なのです。

ところで

IMG_6896.JPG
新装版 翔ぶが如く (1) (文春文庫)

僕はたまたま最近この本を買いました。
いつもはAmazonで本を買うのに珍しく実際の本屋で手にしました。

まだ読み始めなので、語る事はないのですがそれにしても

読んで分かるのは、幕末から明治元年から数年にかけての
日本国をつくりあがてきた人たちの手法は違えども同じ意識です。

共通認識。つまり

「西洋の列強から日本国の独立を守り、富国していちはやく
日本国を西洋列強なみの独立国家にするか」なのです。

しかし明治から150年たった今日、日本はいま独立国家でしょうか?


前略

過去の日記など見れば分かりますが、いままで僕は明らかに「反戦」を唱えてきました。もちろん今でも戦争には反対です。しかしここにきて別の意見を持つようになったのです。
それは先週聞いた藤井厳喜氏の話や本を読んでからです。

今まで小学校以来、左翼的な意見の多い先生の中で教育を受け、僕を含め多くの人たちは「戦争反対」「日米安保反対」「自衛隊反対」という、ある意味根拠のない意見を持ち続けてきたのではないかと思います。
しかし、どんなに平和を願っても願うだけでは平和は維持出来ないという事実を直視しなくてはなりません。もし、世界中から軍事力がなくなれば、人類は救いがたい混乱が待つだけなのです。

理想は軍隊もないのが理想です。しかしそれは絵に描いた餅です。貧富の差などなく、みな平等に暮らすのが理想です。しかし現実は違うのです。ですから現実をしっかりと見定めて、正しい考え方を持たなくてはなりません。
すなわち、「自らの故郷を愛する国防の意識を高め、個人の競争と相互扶助による自由経済を守り、他の伝統文化を尊重し国際的に理解をしあう。」この事がやはり平和への一番の道だと思うのです。

また、これからは日米関係も考えなくてはなりません。アメリカの言いなり外交は、そもそも日本に正しい軍隊がないからです。自衛隊は軍隊です。それをうやむやにしてはいけません。その事で初めてアメリカと対等になるのです。アメリカ軍が日本の駐留するならば、アメリカにも日本の軍隊が駐留すべきなのです。それでこそ、対等な関係なのです。(日本は国防費でアメリカ、ロシア、中国についで4番目です。)

そして、日本は強くならなければなりません。つまり「国家の父性の再構築」(藤井厳喜著:父性原理の政治家・石原慎太郎)が必要なのです。その事によって初めて国際社会に対して対等な立場になれるのです。対等な男同士の関係こそ、これからの国際社会において日本における必要な考え方だと思うのです。

後略
[ 528] 日本における正しい保守主義の確立 2004年03月14日

僕はこのように十数年前から、日本が戦争に負けていらい
まだ独立国家になってないと思っているのです。

つまり、アメリカ駐留軍です。
日本に、沖縄にアメリカの基地がある限り、独立国ではないと思っているのです。

これが、この国の政治を考える根本の1つです。

そして憲法第9条です。


1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
日本国憲法第9条 - Wikipedia

バカな憲法学者や、護憲政治家はたまた改憲論者でさえ
ケンケンがくがくとして、憲法9条の正当性を難しく論じていますが

まったくバカげています。

この憲法9条は間違っています。
そうあからさまに言う政治家がいないのも不思議なくらいです。

街に警察が必要なのと同じように、国には軍隊が必要なのです。
いまさらですが、いまの憲法はさきの戦争に負けた借金のようなものです。

だから憲法第9条を、いや現行憲法を根本から直さなくてはならないのに
何を護憲政治家は、はたまた改憲論政治家も何を言っているかです。

こんにち、安倍さんでさえ、
憲法9条に第3項を加憲して自衛隊を明文化するなどと言っています。

これもまやかしです。
こういう事を日本はずっとやってきて今日に至ってしまったのです。

日本がどうあるべきか?と根本を考えたときに
日本を日本の政治を考えたときに、明治の人が考えた

西洋の列強から日本国の独立を守り、富国していちはやく
日本国を西洋列強なみの独立国家にするか


この考えが、まだまだ必要なのです。そして
今回の選挙でも、こういう国のあり方を論ずる人はいません。

そんな事を言うと選挙に負けるとでも思っているのでしょう。
実際に負けると思います。

選挙の事を考えると、日本には日本共産党があります。
この党があること自体僕には信じられません。

共産主義社会を実現することを目標にした共産党ですよ。

中国共産党が身近にあっても、それでも日本にある。
主義主張は人それぞれですが、存在そのものが僕には信じられないのです。

こんなこと、ここでしか言えませんが
共産党がある事で、日本の言論の自由が明らかになってるのだと思います。

とにかく、共産党も先の戦争の借金のようなものだと思います。

そして朝日新聞や東京新聞などの存在も僕には信じられません。

国にやってることをいちいちあげつらう。
ウソを書く、そしてその謝罪もいい加減。

これも先の戦争の借金のようなものだと思います。

朝日新聞がなくなる日 - “反権力ごっこ"とフェイクニュース

徹底検証「森友・加計事件」―朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪 (月刊Hanada双書)

話がずれました。いや、ずれてはいなんだけど。
選挙に話を戻します。

それは自民1強がこれでいいのか?という考えです。
良くありません。

理想は保守二大政党による拮抗した政治です。
同じ政治理念の上での拮抗した政党による政治運営。

二大政党というと、英国の保守党と労働党やアメリカのような
保守とリベラルという対立軸を思い浮かべますが、

僕は保守の二大政党制が理想だと思うのです。
しかし、こんにち日本では
保守、リベラルという対立はないと思っているのです。

自民党が保守で、野党はリベラルの政策を掲げますか?

いや、いまではどちらも似たような政策なのです。
どっちが先に言いだしたか?くらいの違いです。

いまや日本では保守もリベラルもない。ただ違うのは
憲法ですが、これも僕に言わせればちゃんと議論していなのです。

リベラルと称される政党でも、護憲をどれだけうたっても
いまの憲法9条がおかしいのは明白で、そこを突っ込めないからです。

そして、日本に保守の二大政党は生まれるのか?です。

今回の選挙を見て、無理かも知れないと思いました。
小選挙区制のいまの日本では無理かも知れません。

なぜか?

左派がいなくなった希望の党はやっと保守の二大政党制の時代が来たか?と思いましたが
小池さんの一言でしぼんでしまいました。

いや、

小選挙区制度では保守政党の対立軸が不明確で、選びようがなく
仕方なく保守第一党に投票するという事になるのだと思うのです。

僕の理想は

富国強兵を国是、党是にした、同じ思想の二大政党時代です。

「世界に冠たる日本の技術をして、世界平和に貢献する国民たれ!」
「世界に冠たる日本の国民たれ!」
龍馬に足りなかったもの:IDEA's Gallery

こんな時代がいつか来るのでしょうか。
問題はやはり保守二大政党の対立軸がいかにあるやなしやです。

左派がいなくなって維新が出来た時は、地域の利益保護が対立軸ななるかと思いましたが
それもどうも難しいようです。今回の選挙で、そう思いました。

とにかく選挙は終わりました。
国民は保守を選んだのです。自民党ではありません。保守を選んだのだと思います。

それは当然です。
国の安定こそが、国民の一番の願いだからです。

しかし、自民1強でいいのかという不安はぬぐえません。

はたして、自公政権は経済を活性化させ、国を富ませてくれるのでしょうか?
そして、憲法改正はいかに?です。

さて、赤坂は退去する先生は47名でした。
前回より少ないです。

きょうはまだ忙しくないと思います。
明日から戦争が始まります。







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