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日本における正しい保守主義の確立 [意見・反省・研究]

  
平成25年4月26日(金)月歴3月17日 2012年Blog
  
今朝はゆっくり別の話題を書こうと思っていたのだが
風邪の倦怠感を吹っ飛ばすニュースが入ってきた。

産経新聞は創刊80周年と「正論」40周年記念事業 と
進めてきた「国民の憲法」要綱を26日発表した。


いよいよ新しい時代が到来した感のあるニュースです。

異論も多々あるとは思いますが、このようなニュースが
新聞紙上を賑わす時代になったのだと感慨深いのです。

そもそも僕は以前より日記で書いてきました。
日本における正しい保守主義の確立 2004年03月14日

そしてBlogでも
日本人の無節操、無思考を考える(Blog 2012-02-15)で
「これで日本も憲法論議が堂々と出来るようになったと、
嬉しいのです。」と書いてきました。

そこで産経新聞の今朝の記事です。記事にもありますが
結局、誰かが言わなければならないことを産経新聞が
思い切って言ったということだろう。

これにつきるのです。

これにより国を二分してでも、議論を始めないと平和ボケ、
無節操、無思考の日本には方法がないのだと思うのです。

さてそこで、産経新聞が今日掲げた「国民の憲法前文」と
現憲法前文を比較出来るよう載せてみます。

IMG_0826.PNG

そして僕が書き写した現憲法前文です。
龍馬に足りなかったもの(Blog 2012-03-04) 

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(1946年11月3日公布)

いかがでしょうか?
現憲法の読みづらさ、分かりづらさはすぐ分かると思います。

産経新聞の「国民の憲法」について、僕の意見は
「日本国は先人から受け継いだ悠久の歴史をもち」
この出だしが素晴らしいと思うのです。まずこの一点です。

次の「天皇を国のもといとする立憲国家である」
これが一番の問題で、前文に入れるかどうか分かれます。
僕としても、「国民の憲法」を読み一番気にかかるとこです。

そしてここから先はいろいろな意見と対立、衝突のなかで
国民が作る新たな憲法へと発展してゆくのだ思うのです。

皆様もぜひ、憲法論議を他人事にせず、考えて頂きたいと
思うのです。


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song4u

改憲論議が具体性を帯びて来ましたね。
この先の道のりは、まだまだ多難を極めることでしょうけれど、
例えば5年前とは全然違うステージにいると感じています。
どんな形に収束するかももちろん重要ですが、ぼくはそのプロセスも
同じぐらいに重要な要素ではないかと思います。
さて、果たしてどんなことになるんでしょうかね?
by song4u (2013-04-27 00:01) 

いであ

song4uさん、ありがとうございます。
song4uさんの冷静なコメントが嬉しいですね。
いま自民党は憲法改正に向かって動いています。僕もご存じのように
憲法改正論者ですが、だからと言って闇雲に憲法を直そうなどとは思いません。
まずは、憲法が不変のものではなく、国民合意のもと、直してゆくものだという
その立場を皆が共有するところから始まるべきだと思うのです。
そういう意味でも昨日の産経新聞の記事は画期的だったと思ったのです。
すべての国民が憲法はどうあるべきか、考える出発点になると思ったのです。

by いであ (2013-04-27 07:39) 

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