「縮みます」というパジャマを買ってみたら

　　
平成25年4月27日（土）月歴3月18日 2012年Blog
　　
水曜日の夜中と起きた朝に二度もパジャマを着替えたら
替えのパジャマがなくなり、さっそくAmazonで検索する。

チェック柄前開コットン紳士パジャマ長袖￥1260

バングラデシュ製！ふむ。
カスタマーレビューには
「自然乾燥させてみましたが、やはり結構縮みます」とある。
しかし替えのパジャマがなくて困るので、とにかく注文した。



Amazonはすごい！注文したその夜に来るのはすごいのだが
この段ボールの大きさには毎回いいのだろうか？思ってしまう。



縮むというので身長170cmの僕も「身長：170~180cm」の
Ｌを注文した。縫製はそれなりでゴム周りもちょうど良い感じ。



ボタン糸がぎゅうぎゅうに仕付けてあって、ボタンがはめづらい。



3千円以上するパジャマと比べても、袖ぐりはこんな縫製だった。

昨日洗って乾いたパジャマを計測すると「ズボン丈95」とあるが、
実際は98cmくらいあった丈が、やはり96cmくらい縮まっていた。

しかし、家で使う分には問題ない。
これでまた寝汗かいて着替えするにも、遠慮なく着替えられる。



ところで、パジャマを注文した日にバングラデシュでビル崩壊の
ニュースがあった。最初は地震かと思ったがそうではなかった。

バングラデシュのビル崩落事故、死者１００人超す

なんとこのビルは衣料品工場だったのだ。

バングラデシュは近年、低賃金をテコに繊維製品の世界的な
生産拠点に成長していたというのだ。
そうか、このパジャマはあのビルで作ってたのかも知れない。

なんとも不思議な縁を感じた。
1260円で少しはバングラデシュのお役に立てたのだろうか？

コメント 2

結論から言うと、お役に立っていないことはない･･･と思います！＾＾；

しかし1,260円は、いかにも安い。
原材料費、設備の減価償却、管理費、物流・配送費用、販売手数料･･･
この売価で、労務費の占める額がまったく想像できません。
しかし、仕事が無いよりはあるほうがまだマシです。
そういう意味で、お役に立っていないことはないのかな？と。
欲を言えば、もう少し高い売価でも売れるようになってくれれば、ね？＾＾

ネット通販では、価格の比較が簡単にできてしまいます。
実際、自分の日常を考えれば100円、200円の差なんてどうでもいいのに、
横並びでリスト化されてしまうと、この100円、200円が気になってしまう。
人間にはそんな微妙な心理状態が存在しているようです。
そうなると、勢い、0か1かの判断になってしまい、必然的に寡占状態が
醸成されてしまいます。

翻って考えると、このバングラデシュの縫製も然り、便利で安くなりすぎた
国内の宅配システムも然りです。
確かに悪くはないんですが、前述のようなやや不健康な販売環境の中で
生きて行くことを要求され続けて今日に至っています。
方向性として、それで良いのか？
･･･そういう疑問は簡単には消えません。
by song4u (2013-04-27 11:12) 

song4uさんの熱のこもったコメント読んで、嬉しい限りです！
＞原材料費、設備の減価償却、管理費、物流・配送費用、販売手数料･･･
まったく仰る通りですね。
どうしたら１２６０円で僕の手元に届くのか不思議です。
これがデフレなんですね。
昔は「安物銭失い」と言って、安いものは悪い物と決まってました。
それがこのデフレ下に生産者が頑張ったせいで、安くても良い品物がある。
「高いものは悪い物」例えばいまや高級腕時計してる人は変な人という感さえある。
外国製の高いバッグ持ってると物の見方を知らない人だとさげすまされる。
さげすまされるはオーバーですが「物の見方を知らない」と思われるのは確か。
昔は高いバッグ持ってないと恥ずかしいという時代がありましたものね。
さて、このデフレマインドは、いかにして払拭されるのでしょうか？
20年かかってここまで来たのです。2年や3年じゃ無理だと思うのですが…
by いであ (2013-04-27 12:18)