歌い続けること

　
平成23年11月27日（日） 月歴11月3日 2010年日記
　
ブータン国王夫妻が来日されて、「国民総幸福量」を論じたことが
最近、話題になっていた。そして、みな一様に絶賛していた。

僕がこの幸福論を知ったのは五木寛之の小説を読むようになり、
NHK「五木寛之 ２１世紀・仏教への旅」の再放送の中で知った。
（日記2244）

しかし、僕はこのブータンの幸福論にはどうも賛成しかねるのだ。
なぜか？
僕はいま幸せか？の問いに「幸せです」と答えられないからだ。

五木寛之の親鸞にひかれるのと同じ理由。僕は悪人だからだ。
悪人正機。
僕はさんざん人を傷つけ、苦しめ、悩ませ、いまも続いている。
そしていつも心に怒り、不満を持ち、嫉妬している。それが僕だ。

しかし、そのように常に負の部分があるのが人なのだと思う。
僕だけじゃないと思う。と思っても怒り、不満を持ち、嫉妬する。

そんな苦しい自分なのに、単純に「幸せです」と言えないだろ。
だからブータンの国民総幸福量論は、どこか変だと思うのだ。



話が変わって、来週の日曜日はpaulaさんのクリスマス会だ。
とは言っても、クリスマスのパーティーをするわけじゃない。

paulaさんはピアノの先生で、僕は15年ほどピアノを習っていた。
そのpaulaさんが一般的な発表会でない、発表会をしたいらしい。

そこで、僕はピアノはもうやめたのだが、歌はずっと歌いたいので
ギターの弾き語りをしようと思って、ここ数週間毎日練習してきた。

ここでもまた僕は悩むのだ。歌が下手。ギターが下手と悩むんだ。
人は悩むのだよ。単純に「いま幸せです」なんて言えないんだよ。

とにかく。いまは下手でもなんでも続けるが大事だと思っている。
そう思って頑張ってきた。下手でも歌い続ける事が大事なのだと。

さて、今日もこれから「龍雲寺　洗心坐禅会」に行ってまいります。
その後はいつもの集配をして、そこからこもって練習します！！

コメント 4

私は指導する立場にあるかぎり自分も練習を続けるを信念に今まで来た。
大学を出てからも27年間練習を続けている。
にも関わらず、人にアドバイスをしているのと同じことを先生から指摘される。
しかも本来なら「分かり切っていること」をだ。
意識して弾いているつもりなのに「つもり」だけ。
今まで何十年も何をしていたのだろう。
それでも私は「先生」として毎日レッスンをし、現役でいようと練習している。
こんなにヘタなのに。
でもヘタと認めたくないから練習する。
そしてヘタさ加減をさらに実感する。

いでちゃん、これが私ですよ。

お客さんが1人でも10人でも100人でも同じです。
本当は皆様にお聴かせするのです。
こんなに素敵で楽しい曲なんですよ～。
こんなに魅力的な音楽を聴いてください。って。
そのために練習しているのです。
でも現実は、自分との闘いに勝たないとそこに行けない。
皆さんに楽しんで頂く地点に行くには自分に勝たないと行けない。

なんと小さな私でしょうか。

上手くなるには人前で披露するのがいい。
披露する機会を持てば、完成させるように向かっていく。
私がこのクリスマス会を続けている最大の理由です。

by paula (2011-11-27 17:09) 

paula先生！おはようございます！

めっそうもない！
paulaさんはしっかり生徒さんの目標、お手本になっています。

練習の意欲は、やはり何か目標がないとどうしても下がってしまいます。
それには人前で披露する事が一番と思います。

そして、誰の前で披露しようと、披露するからには、人数や、
自分が練習生だとか、自分の立場は関係ないと思います。
自分のベストのパフォーマンスを目指すだけです。

だから、自分の下手に悩むのだと思います。
これでいいと思ったら悩みません。

さてこれから1時間、また練習します！

by いであ (2011-11-28 06:04) 

おっしゃる通りだと思います。
ベストを尽くすのみ！

・・・paula"先生"←やめて（笑）＼(゜ロ＼)(／ロ゜)／
by paula (2011-11-28 08:00) 

はい！ベストを尽くすのみ！

後はステージ度胸！（笑）

by いであ (2011-11-28 10:29)