SSブログ

般若心経 [文化・宗教]

  
平成23年9月22日(木)月歴8月25日 2010年日記
  
11092202.JPG
(クリックすると拡大して見られます)

ご存じのように写経とは、今では般若心経を書き写す事を言います。
しかし、僕も般若心経を知らなかったし、意味も知りませんでした。

般若心経」をざっとおさらいすると、以下のようです。

1)西暦2~3世紀にインドの龍樹(ナーガールジュナ)が著したとされ
2)当時、勃興していた大乗仏教運動を体系化し「空」を説いた。
3)「空」を説くだけでなく「度一切苦厄=人々の苦厄を除く」が主題。
4)「羯諦羯諦波羅羯諦」ここにあるように、仏教布教の意味もある。
5)漢訳はいろいろあるが、インドより帰還した玄奘のものが有名。

hannya.JPGこれらをふくめiPadで
寄り添う般若心経」を入れて
お経を聞き、
意味を読んでいきました。






11092205.JPG
(クリックすると拡大して見られます)

しかし、実際に写経する時はこのように漢字の羅列(失礼(笑))で
どこで区切って良いやら、意味など余計に分からなくなったのです。

そこで、iPadを見ながら書き写したのだが、果たしてそれで写経の
神髄に迫る事が出来たかは甚だあやしいのです。(笑)

そこで僕の好きな言葉を3つだけ書いてみます。

1)「色即是空、空即是色」(しきそくぜくう くうそくぜしき)
 般若心経の中心的な命題「空」を説いてます。

 色、すなわち現実の世界には実体がなく、
 実体がないからこそ、ものとして現れる。

 すなわち森羅万象(宇宙に存在する一切の事)は
 諸行無常(全ての存在は一定でない)の釈尊の教えに通じます。

2)「無無明 亦無無明尽」(むむみょう やくむむみょうじん)
 迷いがないということも、迷いが尽きることも、
 つまり「悟りの境地」に達することさえも、意味をもたない。

 僕もこの句を読んでいたので、座禅に入る時に楽になりました。

3)「羯諦 羯諦 波羅羯諦」(ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい)
 ここだ、ここだ、これが悟りだ さあ行こう!

 この「羯諦 羯諦」は解釈がいろいろありますが、こんな感じです。
 そしてお寺でお坊さんが唱える時に聞いた事があると思います。

今日はまとまりつかないBlogになりましたが、少しでも般若心経が
皆さんにとっても、身近になればと思い書きました。

なお、上に書いた和訳などはiPadやいろいろ取りまぜ書いてます。
正しい訳などは以下の本などで、お調べになる事をお勧めします。
般若心経・金剛般若経 (岩波文庫) 中村 元, 紀野 一義

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

paula

般若心経は「とても」とは言いませんが、身近に感じています。
先ず、父は般若心経を暗記して唱えることが出来ましたので、子供のころ一部ですがたびたび聞いていました。
父は小坊主を経験しています(笑)
その経緯はいずれお話します。(そんな大したことではないですけど。)
また私の実家のお寺さんは浄土真宗なので親鸞さまのご法要「報恩講」でも毎年聴いていました。
その時はお経が書いてある本を手に、般若心経を見ながら聴いていました。
意味はわかりません。分かりませんが、なんとなくわかる。
この「なんとなくわかる」とはなんだろう~
身体がわかるというか、、、。

今度の飲み会を楽しみにしています(笑)

今日のいでちゃんの日記もとても興味深かったです。
by paula (2011-09-22 09:29) 

いであ

pauraさん、いつもコメントありがとうございます。

えー!あのジャズマンのお父様が、小坊主をされて、
般若心経をそらんじれるとは!
こんどお話お聞かせください。

浄土真宗を始め、日本のほとんどの宗派がこの般若心経を
宗派のお経として、唱えるのですよね。
調べて分かったのですが、神道もこの般若心経を唱えるそうです。
それだけ、教えが素晴らしいということなのでしょうね。

こんど、pauraさんの般若心経を聞かせてください。(笑)



by いであ (2011-09-22 10:41) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。