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菜の花プロジェクト [ボランティア]

  
平成23年8月16日(火)月歴7月17日 2010年日記
  
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この人の事を書こう。
「菜の花プロジェクト」を立ち上げた人だ。

現役を引退され、悠々自適の生活をおくろうと思った矢先、
3・11の震災にあわれた。

僕らの活動に先立ち、当日の様子を話された。
地震そのものは、東京で受けたものとさほど変わりがない。

地震直後の街の混乱ぶりを話されたが、 それも教訓の一つだ。
しかししかし、津波は彼の言葉からもその凄まじさが分かる。

車が流され、船が流され、家が流された。
非難したお寺で多くの人が津波の犠牲になった。
自分の見てきた映像と重なる。

子供は見てきた津波の恐ろしさに、避難所でトイレに行けず
おもらしをした。
それでも寒さと余震の恐ろしさに身を寄せ合った。

しかし数ヶ月がたち、彼は立ち上がった。
河川敷にその子供たちのために菜の花をいっぱいにしよう!
市役所に交渉して、その夢がかなった。

河川敷は津波で多く瓦礫でいっぱいだった。
五月から徐々に瓦礫を撤去して、いま多くのボランティアが
毎日のように手伝い、瓦礫の河川敷は土の畑になった。

はじめは大きくない菜の花畑が、多くのボランティアのお陰で
どんどん広がり、いま彼は菜の花で文字を書く夢まで語った。

今日も僕は菜の花プロジェクトの活動のようだ。
汗と土ぼこりで、Tシャツと靴は泥んこになる。

それでも、子供たちに菜の花を見せる夢に疲れはない。
ただ残念なには、実際にその菜の花畑を見れるかどうか。

その夢を彼に託して今日も一日、働いてきます!

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paula

活動お疲れ様です。

菜の花畑にしよう~という発想に、その発想だけでもこの方の豊かな心が分かります。
瓦礫の山が畑になり、やがて花が咲き、見事な菜の花畑になる。
人間の力と、自然の恵み。

"自然"とはなんて恵み多き素晴らしく、そして恐ろしいものか。
"神"の領域なのだと思います。
そして人間を、人間の行いを映す"鏡"だと思っています。
by paula (2011-08-16 07:32) 

いであ

paulaさん、やっと今日のBlogを書いたあと、一寝入りしました。
30分かな。まだボーとしてます。(笑)

今回も宮古、山田、大槌と見てきましたが、言葉ないです。
いまも友達はこの猛暑の中、ボラ活動しています。

日本は必ずや立ち直ります!
来年の春。大槌の菜の花を見たいです。

自然の驚異もすごいのですが、人の団結力もすごいと思います。

by いであ (2011-08-17 15:14) 

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