国立がん研究センター ＝「マシバシ イネツル カモ」＝ [徒然に]
No.4821(So-net 2533+Diary 2288) 2018年Blog WebDiary Since 2002
退院してきて、やっとブログが書けるようになりました。
抗ガン剤の副作用はあります。
体の芯は重く、熱がなくても微熱があるようです。
そして、お腹は減ってるのにあまり食欲がない。
胸焼けもします。
それよりも！
便秘がひどかったのです。
思うと先週の高熱からです。
福ちゃんの回復と僕の高熱：IDEA's Gallery
この週から高熱で便通が悪くなり、
２３日に入院して抗ガン剤の副作用か、なおさらひどくなりました。
苦しいなんてもんじゃない。
今週退院してきても、ひどいのでついには今度は浣腸しました。
イチジク浣腸。これで出たのですが、解決！と思いきや。
昨日はなんと下痢に襲われて、ひどい目にあったのです。
１週間というもの、副作用もあるでしょうが
超便秘と下痢でふらふらになったのです。
さて前回は吉田松陰の言葉を書きましたが
今日は司馬遼太郎による高杉晋作の言葉です。
「マシバシ イネツル カモ」
晋作はなんども政変をおこし、そのつど殺されそうになり逃げまどうのですが
逃げる道中の四国金比羅で、博徒日柳燕石（くさなぎえんせき）の乾分（こぶん）との話。
晋作が道後温泉につかりその湯の起源を博徒と話をしながら、晋作が忘れていた言葉
少彦名神（すくなひこなのかみ）が道後温泉につかり病苦が全快した時に叫んだという
「マシバシ イネツル カモ」
その少彦名神の言葉を、博徒が忘れていた晋作に教えてくれたのです。
意味はマシバシがしばらく、イネツルは寝（いね）つるで
「しばらく寝ていたようだな」
ただそれだけ意味です。
なんとも、ここに晋作の死生観を現しています。そして
晋作はこれより以前、子分のような伊藤俊輔（伊藤博文）に
「伊藤、生とはなにか」と問うて晋作はこう答えるのです。
「生とは天の我れを労するなり。死とは天の乃ち我れを安んずるなり。」
（生は天がその生に目的をあたえ労せしめる課程に過ぎず
死とは天が彼に休息を与えるに過ぎない。）
こうして晋作は第二次長州征伐の幕軍に大打撃を与えるも
明治維新を見ることなく、病に冒されその一生を終えます。
この言葉も、如実に晋作の死生観を知る事が出来ます。
死は休息であり、黄泉の国で「しばらく寝ていたようだった」と思う。
さて、築地ガンセンターの写真をお見せして今日は終わります。
病室は１５階でした。
隅田川を望み、築地市場の解体現場を見ることが出来ます。
１月２３日（水）
入院したその日の風景で
きらきら輝くみなものがなんとも言えません。
こうして食事をしていました。
２５日（土）
抗ガン剤治療したその日の午後
まだ副作用もなく、退院も近いので１９階の最上階にきました。
１９階には売店とレストランがあります。
ガンセンターに用がなくても入れます。
退院した日にアッコさんと来ようと思ったのですが
副作用が出てきたみたいで、レストランは諦めました。
２５日の夜。
この日は副作用もまだなくて、元気に写真撮影！
これから髪もなくなるので、これが最後だと思います。
というガンセンターでした。
明日また抗ガン剤治療の２週目に行ってきます。
私が入院した豊洲の昭和医大はwi-fiがなくてパソコン繋げなかったけどがんセンターも同じですか。
ブログを読めるのを待ってますよ。
by ごんた (2019-01-31 21:07)
12年前に見た窓からの景色を思い出します。
お大事にしてください。
by fu- (2019-02-02 19:12)
最新の医療に関わる研究からは ”治ってみせる” ・・・との想いがあるかどうかで治療効果が随分と違い、昔からの言い伝え ”病は気から” が証明されているそうです。
”諦念” はまだまだ早い。
治しましょう！
by LargeKzOh (2019-02-04 11:31)
ごんたさん、コメントありがとうございます。
国立がんセンター築地は、病室にWi-Fiあります！
僕のiPadはWi-Fiでしか使えないので、助かりました。
by いであ (2019-02-05 05:41)
fu さん、ありがとうございます。
がんばります！
by いであ (2019-02-05 05:41)
LargeKzOh さん、ありがとうございます。
うーむ。「諦念はまだまだ早い。」ですか。
しかし諦念してます。
悟ったというか、きゅうりはパパ「なすがママです」。（失礼(笑)）
でもマジ、じたばたしないと言うか。
でも分かりません。もっと先にいけばじたばたするのかな。
そこまでブログを書いてるかどうか
by いであ (2019-02-05 05:46)