デジャブとジャメヴとメメント

　　
平成24年3月14日（水）月歴2月22日 2011年日記
　　
平成24年壬辰（みずのえたつ）　如月（きさらぎ）・2月22日
節気：啓蟄（冬ごもりしていた虫たちが早春の光あび土を啓ひらき這い出してくる）
第八候：桃始笑（ももはじめてさく＝桃の花が咲く、ひな祭りは月歴がふさわしい）

もともと僕は既視感（デジャブ）をよく感じる方だったのだが、それにしても
山の上ホテルは、いまだ謎だ。行ったようにも、行ってないかも知れない。

既視感だったかも知れないし、思いこみなのかも知れない。それにしても
ホテルのバーで飲んだという事実は僕にあるわけだし、これはジャメヴだ。

ジャメヴ＝既視感と逆に見慣れたはずの事が未知のものに感じられる事。

単なるアルコールによるボケの始まりだとは思うが、若い頃から既視感は
常に感じていた事なので、単なる思いこみが激しいだけなのかも知れない。

しかしデジャブとジャメヴと似た現象にメメントがある。これは単なるボケだ。

メメント＝クリストファー・ノーラン監督（ダークナイト、インセプション）
ガイ・ピアース主演で、事件の外傷で10分間しか記憶が保てない男の話。

メメントほどでないが常に記憶は飛び、そこにデジャブとジャメヴが混在し
別の人格が存在するとなると、これはもう病院いき間近かも知れない。

しかし写真撮影していると、この既視感は常につきまとう。例えばこれだ。



この写真はもちろん初めて出会った被写体だが見た瞬間、既視感がある。

だから以前見たと同じように撮影すればいいだけだ。被写体全て既視感が
あるわけではない。既視感を感じるとほぼ間違いなく、いい感じに撮れる。

山の上ホテル。僕は間違いなく行った。だから写真撮りに行こうと思った時
すぐ山の上ホテルを思い出した。しかし、その確固たる記憶がないだけだ。

いつも既視感ともない別の人格が俯瞰している。ふわふわして浮遊してる。
でも写真は撮れるし何も問題ない。何も問題ない。これは僕の友達なのだ。

コメント 3

わたしはデジャブはけっこうありますが、過去はいいことも悪いこともそんなにあまり覚えてないタチです＾＾「そんなことあったっけ？」というのはけっこう好きなんですよ。イングリッドバーグマンは「忘れることは幸せ」という名言を残していますしね。
性格的にも元々の天然だし、本当にボケたときに気づかれないかも…（＾＿＾）…
by えり (2012-03-14 07:27) 

いいことは覚えているかな。でも昔は良かった、にはならないです。いまが大切、今日が大切（＾◇＾）
by えり (2012-03-14 08:21) 

えりさん、コメントありがとうございます。

そうですか？！えりさんも既視感感じる事が多いのですね。
僕は文字や単語などの記憶力はダメなのですが、映像の記憶は残るのです。
ですから新しく来た街なのに「ここ来た事がある」と思う事があるのです。
これはボケではないと確信してたのですが、最近怪しいのです。
えりさんがボケていたら、お教えしますね。(笑)

「忘れることは幸せ」いい言葉ですね。心します。(笑)

by いであ (2012-03-14 08:21)