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MOA美術館 記念特別展「仁清 金と銀」= 仁静の華やかさ = [観劇・芸術]

 
2019-12-06 No.5058(So-net 2770+2288) 2018年Blog WebDiary Since 2002



MOA美術館 = 天空に上るような気分が味わえる =

素晴らしい景色を堪能し、

いよいよ、MOA美術館 記念特別展「仁清 金と銀」です。



下の入口でチケットをチェックしてるので

ここは入るだけです。(笑)



!!!

またもやエントランスで驚かせます。



素晴らしい!



そして、特別展の入口はまだ先のようです。



これほどの美術館はないと思います。



行ったことないけど

星のリゾートも負けてるんじゃない?(笑)



新興宗教って恐ろしいけど

でもやっぱりすごい!(笑)





いよいよ特別展の入口です。



ここで仁静をご存じない方のために


野々村 仁清(ののむら にんせい、生没年不詳)は、江戸時代前期の陶工である。通称清右衛門(せいえもん)。17世紀の人物である。
丹波国桑田郡野々村(現在の京都府南丹市美山町大野)の生まれ。若い頃は粟田口や瀬戸で陶芸の修業をしたといわれ、のち京都に戻り、正保年間(1644年 - 1648年)頃仁和寺の門前に御室窯(おむろがま)を開いた。
中世以前の陶工は無名の職人にすぎなかったが、仁清は自分の作品に「仁清」の印を捺し、これが自分の作品であることを宣言した。そうした意味で、仁清は近代的な意味での「作家」「芸術家」としての意識をもった最初期の陶工であるといえよう。仁清の号は、仁和寺の「仁」と清右衛門の「清」の字を一字取り門跡より拝領したと伝えられている。
仁清は特に轆轤(ろくろ)の技に優れたと言われ、現存する茶壺などを見ても、大振りの作品を破綻なく均一な薄さに挽きあげる轆轤技には感嘆させられる。また、有名な「色絵雉香炉」や「法螺貝形香炉」のような彫塑的な作品にも優れている。
野々村仁清 - Wikipedia

ここで僕が再発見したのは、仁和寺の門前に御室窯を開いたことです。


仁和寺(にんなじ)は、京都府京都市右京区御室にある真言宗御室派総本山の寺院。山号は大内山。本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は宇多天皇。「古都京都の文化財」の構成資産として、世界遺産に登録されている。
皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住んでいたことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称された。明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになった。
御室は桜の名所としても知られ、春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者でにぎわう。『徒然草』に登場する「仁和寺にある法師」の話は著名である。
仁和寺 - Wikipedia

仁和寺は世界遺産に登録され、また春の桜と秋の紅葉で
つとに有名な寺であるにもかかわらず、

徒然草の仁和寺の坊主があまりにあほみたいだったので
記憶のなかで、仁和寺はあほな寺として記憶にあったのです。

徒然草第52段 - 仁和寺にある法師 --- 石清水八幡宮

ところが、仁静が仁和寺の門前に御室窯を開いたと知り
そうか!仁和寺は由緒正しい寺だったのかと再認識したのです。

あはは(笑)



やっと仁静展に入ります。

この木製の大きな自動ドアも、どこか特別感を与えてます。



いやー長かった。

下で入場券を買ってから、やっと仁静展です。(笑)



写真を撮ってる?!



MOA美術館所蔵の作品は写真が撮れるのです!

そしてついに!



これです!
これを見に来たのです!

仁静の華やかさ!




金森宗和の依頼によって東福門院への献上品として制作されたものと伝わる。銀菱文の碗に金菱文の碗が収まる「入れ子」の茶碗で、口縁部は金と赤の彩色で縁取り、見込み全面に仁清独特の漆黒釉を施している。外面には、白釉地を効果的に残しながら、赤で縁取った金・銀の菱繋ぎ文と意匠化された蓮弁文をめぐらし、斬新な装飾に仕立てている。高台内に「仁清」の小判形の小印が捺されている。
MOA美術館 リニューアル3周年記念特別展 「仁清 金と銀」


金森 重近(かなもり しげちか、天正12年(1584年) - 明暦2年12月16日(1657年1月30日))は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将、茶人。金森可重の長男。宗和(そうわ)の号で知られる。宗和流茶道の祖。
祖父・長近や父・可重らと同じく茶の湯に秀でていたこともあり、公家との交友を深めながら、やがて茶人として活躍をはじめる。古田重然(織部)や小堀政一(遠州)の作風を取り入れながらも、そのやわらかく優美な茶風は「姫宗和」と呼ばれ、京の公家たちに愛され、江戸幕府3代将軍・徳川家光に招かれたこともある。その系譜は茶道宗和流として今日まで続いている。また、陶工・野々村仁清を見出したことでも知られ、大工・高橋喜左衛門と塗師・成田三右衛門らに命じて飛騨春慶塗を生み出したともされている。
金森重近(宗和そうわ) - Wikipedia





マトリョーシカの小さい方

素晴らしい!



やっぱり実物は見てみないと分からないです。

クリックして大きく見れます。



金って華やかでいいよね。





この洛中洛外図屏風は作者不明のです。




洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)は、京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観や風俗を描いた屏風絵である。2点が国宝、5点が重要文化財に指定される(2016年現在)など、文化史的・学術的な価値が高く評価され、美術史や建築史、および都市史や社会史の観点から研究されている。戦国時代にあたる16世紀初頭から江戸時代にかけて制作された。現存するものの中で良質なものは30から40点とされる。
洛中洛外図 - Wikipedia








そして!!



仁静の藤壺 です!


均等に薄く挽き上げられた真壷が端正な姿を見せ、仁清の色絵茶壺の中でも最高傑作と言われている。口から胴裾まで白濁釉が掛けられるが、釉際のやや上まではさらに白く、下地に白泥が塗り詰められている。上方で螺旋状に絡まった赤い蔓から放射状に藤の花が垂れ下がるため、どこから見ても構図に破綻が無い。花穂は、金の縁取りの赤、赤い縁取りの銀、赤い縁取りの紫の3種で表現され、緑の葉には一枚一枚葉脈を施している。銀の花穂のいくつかは周囲を茶色く滲ませている。胴裾から底にかけては土見せで、平らな底の裏に小判枠の大印が捺されている。
MOA美術館 リニューアル3周年記念特別展 「仁清 金と銀」

これを見に来たのです!



ライトの光が少し残念。

PC042144.JPG

本物を見るってこういう事なのだと思います。







草花蒔絵螺鈿角徳利(そうかまきえらでんかくとっくり)



螺鈿なので仁静とは関係ありませんが

MOA美術館所蔵なので写しました。



色絵おしどり香合 大和文華館

これはMOA美術館所蔵ではないのですが
説明書きに撮影禁止のマークがないので写しました。

館員が貼り忘れたのだと思います。(笑)




No.24と同様におしどりを象った香合で、くちばしや羽の文様は銹絵であり、赤・青・緑・黒・金彩の上絵付で精緻に描いている。内部は身、蓋ともに緑釉が施されている。頭の内部は空洞となっている。底は土見せで印は無い。近衛家への献上品と伝えられ、近衛家熙(1667〜1739)の『槐記』には、享保17年(1732)の口切茶会に、仁清のおしどり香合が使用されたと記されている。
MOA美術館 リニューアル3周年記念特別展 「仁清 金と銀」

これでMOA美術館所蔵の作品が終わり、これ以上は撮影出来ませんでした。

仁静の作品は静嘉堂美術館、東京国立博物館、野村美術館、根津美術館など
数多くの美術館から集められ、細かい作品を入れると50数点になっています。

ここまで集まった展覧会はそうないので、まだ期間中です。
ぜひ、足を運んでみてください。



次回はMOA美術館の庭園をご紹介します。







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