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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド=タランティーノについて行けるか?= [映画・TV・本]

 
2019-09-10 No.4992(So-net 2704+2288) 2018年Blog WebDiary Since 2002

タランティーノ作品は「パルプ・フィクション」から始まって
「キル・ビル Vol.1」
「イングロリアス・バスターズ」
「ジャンゴ 繋がれざる者」
「ヘイトフル・エイト8」
そして
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で6本目です。

今回はデカプリオ、ブラピが出るとあって楽しみに見てきました。
いつものように予備知識はまったくありません。



まずは時代背景。1969年。この2月から8月までの話です。
8月に事件があります。これを知ってても知らなくても楽しめます。

1969年。生まれてますか?(笑)
タランティーノも63年生まれなので、まだ少年でしかない。

この年の8月に ウッドストック があります。ヒッピーが幅をきかせ
ベトナム戦争の影も徐々に社会を覆っているとき。

映画で流れる バフィセントメリー のサークルゲーム は69年、70年。
デカプリオ、ブラピの主人公以外のむだ話が相変わらず散りばめられます。

そもそもタイトルが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を
パクってます。タランティーノの大好きなオマージュ。

マカロニウエスタンのセルジオ・レオーネへのオマージュであり
ワンス・・アメリカは禁酒法時代の若者二人の話が本作に重なります。

オマージュといえば、ブルース・リーやマックイーンも最高です!
大脱走 を映像処理してデカプリオが独房(The cooler)に入れられるシーン。

ぜったいに俳優なら誰でもやりたいシーンです!
タランティーノ作品に出演する一流の役者が多いのが納得します。ちなみに

独房に入る時マックィーンはグラブとボールを仲間から受け取るんだけど
デカプリオは初めからグラブを持ってた。
グラブを受け取って胸はってクーラー行くのがかっこいいんだよね!(笑)

さて話が散りばめられすぎて、話がどこに落ち着くんだろうと待つこと2時間
そもそもロマン・ポランスキーが隣に住む意味が分からなくなってきたとき!

どんでん返しが待ってるのです。こうきたか?!
後で調べてタランティーノの巧妙な、むだ話の散りばめにやられたのです。

ただ、エンディングがあんなんでいい?(上空に引いてゆくシーン)

もっと洒落た絵が出来ないものかと思うんだけど、タランティーノは
いろんな話、いままで抱いていたオマージュを描ければいいんだろうな。

細かいこと気にしてたら、タランティーノにはついて行けないのだ!

2時間40分。長すぎる!暴力シーンも好きじゃない。でもやっぱり笑わせる。
あっという間に見終わり、タランティーノの世界ににんまりするのでした。

ちなみに。僕の評価は5点満点で3.6です。特別面白くないです。えー?!(笑)
映画やサブカルチャー好きにはたまらないけど、映画そのものは普通です。

そう、タランティーノは永遠の素晴らしいB級監督なんだと思うのです。
ありゃ、デカプリオもブラピも書いてないや。二人とも良かった!

デカプリオは演技がうまい! ギルバート・グレイプ の時からそう思ってた。
顔がもう少し小さければ、かっこいいのにな~(余計なお世話)

ブラピは顔は老けちゃったけど、体は老けてない!さすが!
揺れるデカプリオ(リック)ぶれないブラピ(クリフ)の対比が最高!

タランティーノの絶妙な主役二人へのさじ加減です。

アル・パチーノにダコタ・ファニングが脇役だもの。ヒットしないわけがない。
とまー、話半分にしてぜひ劇場で見てください。(笑)







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