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社長の最後の言葉 『 みんな仲良くまじめにやりな 』 [徒然に]

 
No.4233(So-net 1945+ Diary 2288) 2016年Blog WebDiary Since 2002

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ある社長の死:IDEA's Gallery

盛大なお通夜でした。

スーパーの前から桐ヶ谷斎場までバスが数台運転され
近所から葬儀に参列される方の便宜を図っていました。

僕はそのバスに乗って桐ヶ谷に向かいます。

バスに同乗した方からは

「バスを出すとはさすがキタムラさん」
そんな声も聞こえてきます。

桐ヶ谷斎場に着くと多くの参列者です。

私の父の葬儀も大きかったのですが、それより祖父の葬儀は環七に警察官が出るほど
大勢の人に見送ってもらったのですが、北村さんの参列者の数はそれを上回ってました。

そして特筆される事がありました。

スーパーで勤務され今は退職された元社員さんが、参列者の中に以前の仲間を見つけ
そこかしこで再会を喜び「元気だった?!」と立ち話に夢中になっている姿です。

まるで同窓会です。

それは、本当に多くの社員さんを雇いそして社員を家族同然に付き合ってきた社長、
社長奥様、僕も懇意にしてくださった大番頭さんとその奥様の人柄があってこその風景です。

同窓会のような風景は桜並木で50年を越して商売をまじめにされてきた証です。

多くの従業員が家族同然に集う姿を見て、
社長は天国からその社員さんたちを見て、どれだけ喜んだかと思いました。

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通夜振る舞いも「さすがキタムラさん」と思わせるものでしたし
帰ってからあけた香典返しにも驚かされました。

「みんな仲良くまじめにやりな」

これはどうしたのでしょう?!

社長は夜中にトイレで突然倒れ、心筋梗塞で病院で1日ももたずに逝ったのです。
「みんな仲良くまじめにやりな」と言ってる間がなかったと思います。

察するに、社長ならこう言ったらだろうと
スーパーを引き継ぐ息子さんや、番頭さんが社長になって言葉を選んだのだと思います。

それだけ社長イズムが浸透しているのだと思います。

みんな仲良くまじめにやりな

こころに沁みる言葉です。








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paula

キタムラにお買い物に行った数は少ないですが、行った事が無い方もキタムラの名前は知っています。
このブログのお陰で立派な経営者、人生の先輩を知ることが出来ました。
有難うございました。
by paula (2017-03-31 07:50) 

いであ

paulaさん、おはようございます!
そうなんですよ。
桜並木が有名になって、おかげでキタムラも知れ渡ったのだと思います。
キタムラの社長はいままで人前に出ることはなかったと思います。
それが今回の事で社長はこんな顔をしてる、息子の名前は…と
知れることになりました。
お葬式って、いままで会わなかった親戚と再会したり、ただの儀式ではなく
そういう効用がありますね。
こちらこそありがとうございました!

by いであ (2017-03-31 08:30) 

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