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ツール第9ステージ ヴォクレールがマイヨジョーヌ獲得! [スポーツ]

  
平成23年7月12日(火)月歴6月12日 2010年日記
  
イソワール~サン・フルール 208 km

ツール第9ステージは大変な事になったと書いたが・・・。
アスタナのヴィノクロフ、オメガファルマのヴァンデンブロックの
リタイアを昨日伝えたが、そればかりではなかった!

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写真左はアスタナのヴィノクロフ。チームメイトが総出で助けるが
大腿骨骨折という大けがになってしまった。

そして写真右はいったんはバイクにまたがるヴァンデンブロックだが
やはり鎖骨骨折で監督に諭され、リタイアになってしまう。

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写真右は、このアクシデントで集団が意気消沈してしまい
一気にペースダウン。
先頭集団はこの事故を知らずに走りタイム差が一気に広がる。

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ようやくメイン集団が気を取り直し、先頭を追い始めた時・・・

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なんと!テレビ局の車が先頭を走るフレチャに接触。フレチャは地面に叩き落され、
フーガーランドが鉄条網に引っかかりながら牧草地へと放り出されてしまったのだ!

こんな事があるのだろうか!!
しかしフレチャとフーガーランドはなんとかレースに復帰したが、
メイン集団のそのまた後方まで下がり、歯を食いしばって走る。

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そして先頭を引くのはヨーロッパカーのトマ・ヴォクレール
32才のベテランで愛嬌があり人気者だ。そのヴォクレールが逃げる!

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先頭はヴォクレールとカザール、LLサンチェスがゴールに迫る。
最後のスプリントは駆け引きそのもの。お互いを牽制しあうのだ。

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そして最後はLLサンチェスが、ヴォクレールをかわしステージ優勝!

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だがヴォクレールは総合争いでトップに立ちマイヨジョーヌを獲得!
表彰台で顔をくしゃくしゃにしながら喜んでいるのが印象的だった。

ヴォクレールは数日間は黄色のジャージーを着られることになった。
それにしても、なんともすごいレースだった。

レース後に、車との接触事故後に完走し、山岳賞と敢闘賞を獲得した
ジョニー・フーガーランドは
「ぼくたちはまだ生きているけど、ワウテル・ウェイラントは落車事故で死んだんだ」
こんな言葉を残した。これでレースは1/3を終わった。
今後はこのような事故のない事を祈るばかりだ。

ツール・ド・フランス2011第9ステージ結果
1位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)     5h 27' 09"
2位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)         +6"
3位 サンディ・カザール(フランス、FDJ)              +13"
4位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)  +3'59"
5位 ピーター・ベリトス(スロバキア、HTC・ハイロード)
6位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)
7位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
8位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード)
9位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
10位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)

個人総合成績 マイヨ・ジョーヌ
1位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)          38h35'11"
2位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)           +1'49"
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング)          +2'26"
4位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)      +2'29"
5位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)      +2'37"
6位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード)              +2'38"
7位 ピーター・ヴェリトス(スロヴェニア、HTC・ハイロード)
8位 アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック)         +2'43"
9位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)      +2'55"
10位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、レオパード・トレック)       +3'08"

11位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)      +3'36"
12位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)           +3'37" 
15位 ロバート・ヘーシンク(オランダ、ラボバンク)            +4'01"
16位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)   +4'07"
20位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)          +5'01"
42位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、レディオシャック)      +7'16"

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コメント 4

paula

この日記のおかげでツールの様子が分かり嬉しいです。
嬉しいという言葉はちょっと違和感あります。
落車が深刻だからです。
テレビ局の車が接触なんてありえない。
昨日、アンディ・シュレクの特集を見ました。
以前にも使った言葉ですが、「こんな世界があったのですね!」
まさに命をかけたレースに挑む選手達。

ツールドフランス・・自転車のロードレースって凄いです!
by paula (2011-07-12 10:32) 

いであ

paulaさん、コメントありがとうございます。

ツールでは、いやロードレースでは落車がつきもので
去年は復帰したランス・アームストロングが度重なる落車に
ついには総合争いから脱落しました。

ただ、今年ほどエースの選手が脱落するのは珍しいですし、
これほど重大な落車が度重なるのも珍しいです。

一説には、バイクの軽量化も一因のようです。

今日これからアンディ・シュレックの番組見ます!
楽しみです!(笑)
by いであ (2011-07-12 17:41) 

株の初心者

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 株の初心者 (2014-07-14 10:00) 

いであ

株の初心者さん!ありがとうございます❗️(笑)

by いであ (2014-07-14 11:31) 

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